三重の旅2022⑤…大黒屋光太夫記念館 | 元力士・琴旭基のブログ

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元佐渡ヶ嶽部屋所属力士、東京都杉並区出身。全国の知り合いの皆様に近況をお知らせします。

 

大黒屋光太夫(だいこくやこうだゆう)記念館。

 

三重県鈴鹿市の近鉄・伊勢若松駅から南へ1.1km。

 

 

江戸時代の1772年、

 

米などを積んで伊勢の白子浦を出帆した神昌丸は

 

暴風雨のため遭難し7ヵ月漂流して、

 

ロシア領のアリューシャン列島アムチトカ島に流れ着く。

 

船頭・大黒屋光太夫ほか16名は

 

病気で多くの仲間を亡くしたが、

 

ロシア語を覚えて生き延び、

 

帰国の許可をもらうためロシア本土に渡り、

 

ヤクーツクで出会った大学教授キリル・ラクスマンの助けで、

 

首都ペテルブルグに行って女帝エカテリーナ二世から

 

帰国を許される。

 

1792年、10年ぶりで帰国した光太夫ほか1人は

 

幕府の取調べを受けた後、

 

江戸に定住させられて、

 

人々に西洋の情報を伝えて大きな影響を与えた。

 

大黒屋光太夫の物語は、小説、映画になり、

 

まんが「風雲児たち」を原作として歌舞伎にも取り上げられた。