「じいよー今帰ってきたぞー」


「殿!この一週間の間どこに行っておられたのですか!城のものは皆ちまなこになって殿を探しておりましたぞ!」


「嘘であろう」


「はい。嘘です」


「なに!?じい!このわしが留守であったのに誰も心配していなかったとはどういうことだ!」


「いえいえいえ。殿がいなかった間皆で、いやーあのアホがいなくなってよかったねー、だなんて言ってはおりませぬぞ!皆で口をそろえて殿が帰ってきた時に舌打ちなぞせずに嘘泣きで殿が帰ってきたことを喜んだふりをすれば、あのアホなら騙されるだろうなどという打ち合わせはまったくしておりませぬからご安心くだされ」


「うむ。そうか。それなら安心じゃの」


「ところで、どちらにお出ででございましたか」


「うむ。ちとピチピチギャルとの。うはうはじゃ」


「ぴっ、ぴちぴちぎゃると、うはうはでござりまするか」


「まったく。じいはすぐいやらしいことに食いつくムッツリスケベじゃの。いやーん、あたしこんなの初めてぇーとかなんとか言っておったの」


「そっそれを一週間・・・ゴクリ」


「こうの、ちゅるちゅるっとの」


「ちゅ、ちゅるちゅるっと・・・」


「鼻から」


「鼻から?」


「うどんをの」


「うどん!?」


「吸って喉から出して鼻と口から出たものを引っ張り合うと、鼻が気持ちいいのじゃ」


「・・・それを一週間ですか?」


「わりぃか!わりぃかよぉ!じい!」


「あーあ、期待して損しちゃった」


「じい・・・おしいのお・・・その後全裸になった女子校生が」


「え!?全裸の女子校生!?」


「うそぴょ~ん。また引っかかってやんの。このムッツリスケベが」


「・・・殿に期待したじいがお馬鹿でございました」


「じい、まだまだ女子校生とラブラブになれたらいいなぁなどと青春の夢を捨てているわけではあるまい?」


「はぁ」


「ピッチピチの若い子とウハウハしたいであろう?」


「そりゃ~もう」


「よし。お主の鬼嫁真知子に今晩はセーラー服で出迎えるように遣いを出しておくからの」


「殿ぉ~!(泣)」



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