(1297)  「エリナー・リグビー」  ビートルズ



こんばんは あさかぜです 今夜は ビートルズ です

今日の   懐かしの洋楽ベストソング!は 「エリナー・リグビー」 
  
僕は まだ少年だった頃、初めてこの曲を聴いたとき、鳥肌が立った・・

ビートルズって凄いな~ こんなに広い世界を

 

持っているバンドなんだな・・と思った

エリナー・リグビーという身寄りのない老女と、

 

誰からも相手にされないマッケンジー神父という

架空の人物を悲劇的に書いた物語的な曲でした

エリナーの名前は映画『ヘルプ!』で共演した女優エリナー・ブロンから

姓のリグビーはポールがブリストルで見かけた会社の名前から取り、

ポールが言葉遊びをしてる間に「リグビー」になったそうです

後にリヴァプールのセント・ピーターズ教会

 

(ジョンとポールが初めて出会った場所でもある)

にあるウールトン共同墓地に

実在のエリナー・リグビー(1895年-1939年) の墓があることがわかり、

リバプールを訪れるビートルズファンの『聖地』となったそうです

では 「エリナー・リグビー」  ビートルズ 

 

 曲 と 訳詞 を紹介します










「エリナー・リグビー」


ああ
社会の底に沈んだ
孤独な人々の声が聞こえるかい
ああ
孤独な人々の姿が見えるかい

エリナー・リグビーが教会にぽつんと一人
祈るためじゃない
結婚式で幸せな人々がばら撒いた
米粒を拾っているんだ
彼女はまるで幻のようだ
窓辺に腰掛けて
薄汚れた化粧壜に顔を写して
誰が来ても恥かしくないように身繕いしている
でも、誰も来るわけがない

孤独な人々も
かつては夢や希望を持っていたのだろうか?
孤独な人々にも
かつては温かい家族があったのだろうか?

マッケンジー神父がぽつんと一人
誰も耳を傾けるわけでもないのに
説教を垂れている
彼の他には誰もいない
夜中になると照れくさそうに
穴の空いた靴下を縫っている
彼の身だしなみを気にする人なんて
誰一人いないのに

孤独な人々も
かつては夢や希望を持っていたのだろうか?
孤独な人々にも
かつては温かい家族があったのだろうか?

ああ
社会の底に沈んだ
孤独な人々の声が聞こえるかい
ああ
孤独な人々の姿が見えるかい

エリナー・リグビーがぽつんと一人
教会の中で死んでしまった
悲しむ人は一人もいないし
だいいち誰も彼女のことなんか知らない
彼女の埋葬を終えたマッケンジー神父は
僧衣についた泥を払いながら
墓場から出て行く
結局、彼の僧衣は誰も救えなかった

孤独な人々も
かつては夢や希望を持っていたのだろうか?
――ああ、孤独な人々の声が聞こえるかい

孤独な人々にも
かつては温かい家族があったのだろうか?

――ああ、孤独な人々の姿が見えるかい


   ビートルズ