東日本大震災から13年。

あの頃はまだ小学生だった。自分の不安と戦うので精一杯で何も考えられなかった。でも私は大人になりふと振り返りをしたくなった。なのでここにその日の記録をしようと思う。その日の状況を含め私の感じたことを書くので不快に思われる方や不安に思われる方がいることをあらかじめ伝える。



その日は早帰りで母と歯医者に行くところだった。車で向かっていた。突然車が揺れ電線が揺れ異常を感じ、母がカーナビのテレビをつけて状況を確認した。そこで地震があったと実感した。


歯医者に着くとテレビでは見たことない建物が燃えている映像が流れていた。それが原子炉建屋だった。どこか遠くのことのように感じられたしそう感じたかった。


それから数日はテレビでは震災のことばかりで楽しい番組は消えた。コマーシャルも同じものばかりだった。正直退屈だったし余計に不安にもなった。


さらにそれから日付が経つと風評被害という言葉をよく聞くようになった。不安が故に関係ないことへも恐怖を持っていたようである。


今もなお復興が完全ではないこと、失ったものは帰ってこないこと、そんなことわかっているのに日々過ごしていると振り返ることはない。


震災は終わらない。次から次へとやってくる。前にできなかったこと反省を活かしていきたいと思う。