クロマニヨン人とネアンデルタール人が同時期に生存していた・・・
という・・普通の学校の歴史の授業だけだったら想像すらできないような状況での物語です。
このような発想に興味をひかれ現在、3部作目(8冊目)を読んでいます。
3部作目では、ネアンデルタール人(どちらかというとチンパンジーのような容姿です)がほとんどのクロマニヨン人の間では「獣」だと認識されています。
このためそのネアンデルタール人に育てられた主人公は、差別(獣に育てられたのだから獣だ!と言うような・・)を受けます。
この3部作目で中心となっている「差別」が自分を見つめるきっかけになりました。
未だに世界に残る「差別」・・世界というか・・身近にも残っていると思います。
このような差別を直視せずに避けてきたのでは・・と思います。
和太鼓で人が集うことのすばらしさ、そして他人を思いやる心の大切さを実感していますが、これに共通する感情をこの本からも受けることができました。