「最近、人に化けて捕食する化け物が出るらしいよ」
『なにそれ、怖い』
「僕、思ったんだけどそれ君だろ」
『ありえない、彼女である私を疑うの?』
「それだよ、僕の彼女とは一人称が違うんだ」
『そんなことくらいたまにあるでしょ?』
「いいや絶対にない、彼女の一人称は拙者だ。」