大学四年生です。
 卒業まで少し。(これを書いている時点で、六ヶ月と半月くらい)
 ひとまず就職先も決まっており、周りの大人はとにかく遊べと言います。
 だいたいは海外旅行を勧められる。でもねえ。出不精だから、計画とか立て始めた途端にいいやってなる。日本好きだし。
 じゃあ、死ぬ気で遊ぶって言うのはコロンビアに行く以外に何があるん!?
 死ぬ気で遊ぶってどういうことや!?
 こんなことを考えながら、最後の夏休みの半分を漫然と過ごしてしまった。アホすぎる。
 これではいかん、と思って、心を研ぎすまして己の内なる声を聞いてみました。
 女の子
 こういう声が聞こえたのよね。
 やっぱり何が一番楽しいって、私にとっては女の子といるときが一番幸せに決まってた。
 そう思うと少し楽になる反面、全然女友達いねえ!という現実的な問題に直面する。
 空へ帰ろう
 と怪しい座禅的発想で、メモリをほとんど消し去ったことがあるので、連絡とれる女の子はほんの数名。
 その数少ない子らと遊びを試みるも全然盛り上がらない!
 そらもう、今まで互いに放っておけた存在だから仕方ないと言えば仕方ない。自分の顔面を棚に上げて面食いという問題もある。
 ということは、自ずと残された道は限られてくる。
 女を買うか、ナンパするか。
 学生が死ぬ気で遊ぶってどういうことや。
 ローンしまくって、前者を選ぶ手もあるが、ほんとに死んじゃう。
 むしろ、殻を破るという意味でも死ぬ気で遊ぶというのは後者がふさわしいのではないか。
 かつての経験から、ナンパが初心者にとって死ぬ程緊張する遊びであるのを知っている。しかしやれば、少しずつ皮が剥けていくのも知っている。
 であれば、残された時間で、旧い自分を脱ぎ去ってしまいたい。
 そんな格好着けたいいかたせずとも、
 とかく女の子と遊びたい!これだ。
 かくして、ハイパーチキンがナンパ道を志す。