【FREEDOM】

オーディションを受ける決意をした私は
連日カラオケに通い歌の練習をしたり
"歌が上手くなる方法"や
"オーディションに受かるコツ"などを
インターネットで調べたりして
万全の態勢で挑めるように準備を進めつつも

心の奥底にあるのは
楽しみとかワクワクとかじゃなくて


ただただ「怖い」だった


本当にいいのかな、
私なんかが歌手になりたいとか言って....

どうせきっとまた馬鹿にされるよね....

ていうかステージで歌うとか本当怖い

やっぱ無理なんじゃないか....

など、マイナスな考えばかりが頭によぎり

やっぱやめようかな、でもな....の繰り返し

(めっちゃネガティブ笑🤣
この状態を「私なんかが病」と呼ぶことにする😂)


オーディションを受けることは
親以外誰にも言ってないので相談できる相手もいない

気持ちが前向きになれるような言葉を探しに
近所の本屋さんへ。


その時に立ち読みで見つけた
高橋歩さんの著書「FREEDOM」の
力強い言葉の数々に救われる。


その本、どのページを開いても
「とにかくやれ!」みたいな言葉しか書いてなくて
その本を読んでいるだけでなんかやれるような気になってくる
(単純😳😳)


自信をなくしかけるたびに本屋へいき
立ち読みして勇気をもらい
その繰り返しを5回ぐらいやったあとに
やっとその本を買った。笑
(なんで最初から買わなかったんだろう)


この本にかかれている前向きな言葉のおかげで少しづつ気持ちを取り戻し始め
(言葉ってすごいね、この本がなかったらオーディション受けるのやめてたかもしれない)


書類審査→二次審査→最終審査という流れで迎えた最終審査当日。


これまでこんなに緊張したことないっていうぐらいど緊張の中本番を迎える。


【ただただ運が良くて受かったオーディション】

当時、私の心にかかっていた病
「私なんかが病」の私が
ステージで歌を歌うという行為は
清水の舞台から飛び降りるぐらい
勇気がいることだったので笑い泣き

歌いながら手は震えるし、声も安定しなくて、
練習通りの力を出し切れていないのは自分でもわかった。

あーなんかダメかもなって思いながら歌っていると
歌のサビ前でいきなり音源が止まる


何かの不具合で音源が再生不可能になり
退場しざるを得ないというハプニング

その後に何度試しても私の音源だけ再生されない。笑

あーそっかーダメだったかぁー!
と諦めて開き直ってステージ裏でコーラ飲んでたら

オーディション会場に
私が本番で歌った曲と全く同じカラオケ音源を持っている子がいて
(二次審査を受けた子が最終審査見にきてて、たまたま二次審査で歌った音源を持っていた!)


その子の音源を使わせていただき
まさかの2回目のチャンスが与えられた。


一度ハプニングがあったおかげで
2回目は開き直ってリラックスして歌うことができ
奇跡が起きてオーディション合格!
歌手になるきっかけを掴むことになった



つづく