技術的な面で、4月から継続してやってきたことが、はっきり形になってきたと感じています。
そのことを書きたいと思います。
私は度々↓の練習を紹介しています。
今はちょっと形を変えて、縦にたくさんコーンを置いてやっています。
声掛けは「外に逃げるな!難しいコースを行け!」などです。
私は試合中でのドリブルの「コース取り」はかなり大事だと思っています。
足の速い子にありがちなのが、相手の逆を取るのではなくて、スピードに任せて外回りで相手を抜いていくプレーです。
私はこの抜き方を覚えてしまうと、良くないと思っています。
本質的に相手の逆をつく感覚が身につかないし、相手を見ずに外回りで抜けるのは、小学生中学年くらいまでだと思っています。
ですが、足の速い子にいくら言っても、どうしても外回りで抜くのです。
ですが、上記したように、永井さんドリブルを直線でやるようになって、実戦で子どもたちがドリブルのコースを「中」に取れる場面が増えてきました。
先日の合宿で実感しました。
子どもたちが、何もアドバイスなしでもドリブルのコースを中に取れるようになってきました。
そしてそのコースでドリブルできるかどうかは、私はかなりその後の成長を左右すると思っています。
私は今は、コーンドリブルをやるときに、上記したような練習を最も多くやるようになりました。
コーンドリブルの半分は、上記したようなドリブル練習をやります。
昔からあるジグザグドリブルは、コーンドリブルをやる割合でいえば4分の1くらいになりました。
今最も力を入れている永井さん流のコーンドリブルは、コーンを抜いても次は自分でどちらに抜くか判断するのです。
つまり、ボールタッチ1回1回で判断を入れなくてはいけないのです。
行き先が決まっているジグザクドリブルより、判断という部分では圧倒的に鍛えられます。
さらに、毎回タッチごとに左右どちらにもいけるように自然になるので、ボールの置き所が非常によくなります。
こういった毎回タッチごとに判断するというのは、私はバルサのボール回しと本質的に同じだと思っています。
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先日のオリンピックサッカー「スペイン対日本」は非常に拮抗したいい試合だったと私は思いました。
ただ、私が思うのは、スペインとの唯一と言っていい差だと思うのが、日本選手は判断の材料がスペイン選手に比べると乏しく、しかもプレーキャンセルができないことだと思いました。
判断を伴う練習は、スペインが徹底してやっていることだと思います。
ですが、そういったことは、私が勝手に思うのが↓的なことをやれば、すぐに差が埋まると思っています。
↑は、結局はワンツーやドリブルでの抜き方を「3対1」という設定でやっているのです。
結局はドリブル、と書くと語弊があるかもしれませんが、それでも私は結局、ドリブルで抜けるかもしくはキープできないと、サッカー選手としてはきついんじゃないかなと思っています。
なので、少年期はドリブルを磨くのは大事だと思っています。