手応えのある健康法。 | 徒然に。

徒然に。

思ったことを気ままに。

 現代医療界では、医学界で認められた説以外は、総攻撃を食らう傾向にあります。

 確かに一理ある面もあります。まったくデータに基づかない治療を「効果的」と喧伝するのは、良くないと思います。

 ただ、ユング研究の第一人者・河合隼雄先生が提唱されたように「自分の体験を発表する方式」(事例研究)は非常に意義があると私は考えています。

 エビデンスベースでなくても「私はこれをやったら治った」という声を、たくさん集めてくるのです。

 人の身体は神秘だと思います。

 ある体験者のやり方を自分も試してみたら一発で治ってしまった、となれば、その人の人生は本質的に変わります。

 ならば、より多くの事例を発表し、残すべきだと思うのです。

 しかしそこに大きな危険性があるとすれば、その自分だけの成功体験を「人に勧める」か「自分の成功したやり方以外を否定する」ことだと思います。

 こういったことから生じる弊害は、どの分野でもある気がしています。

 たとえば最近は私のブログはサッカーブログになっていますが、これまで私が誰かとブログ上で論争したことは、技術論ではないと思っています。相手の技術的主張に文句をつけたことはないつもりです。

 論争したのは、自分以外の意見をすべて駄目だと見下したことを書いたり、非常に程度の低い揶揄を使って他者の意見に対して馬鹿にしたことを書いたブロガーがいたときです。

 たとえば私はドリブル重視ですが、パス重視の考え方を否定したことはありません。

 というのは、明確な間違いではない限り、どのような意見も言論空間上に残るべきだと考えているからです。

 なぜなら、誰にも共通する成功法則はないからです。

 ならば多種多様な意見が言論の場にあったほうがいいのです。

 ということで私は、ドリブル重視の意見とパス重視の意見が両方とも、それぞれの主張が溢れかえっている言論空間が理想なのです。

 同じようなドリブル重視の考えのブログがあれば同志として応援したくなりますが、かといって言論空間が100%ドリブル重視になったら、めちゃくちゃおそろしいと思います。それはパス重視も同じです。

 

 そういう意味で、私が今日書くことは「私の体験」であり、誰かに勧めるものでもないし、効果が実証されたものでもないです。

 そのことをお断りしたいと思います。

 ですが一つの体験として、ブログ上に残しておくことは有意義だと思って書きたいと思います。

 

 私は医学部を卒業した2年前、現在サッカーコーチをやっていて、しかも塾、家庭教師をやっているなど夢にも思いませんでした。

 ですが、私にやってきたのはけっこうきつい体調不良でした。

 元々体調不良があったものの、さらに重くなりました。

 しかも体調不良の質が変化しました。

 めまい、耳鳴り、が主なものになりました。

 病院の検査でも異常はありません。それでいろいろ健康法を試しました。

 ですが一進一退を繰り返すばかりです。サッカーコーチと塾、家庭教師は、一日のうちでも短い時間ですので、なんとかやれている現状です。

 その中で最近あるものを試しました。

 そうしますと、最近この2年間では最も体調がいいと思える日がけっこう多くなってきたのです。

 一時的かもしれませんし、もちろん明日死ぬかもしれません。まあ誰でも死ぬのでそれはしょうがないのですが、それでももしかしたら、このまま体調が良くなっていけば、普通の社会人くらいの時間を働けるようになるかもしれないと、そんな思いが頭をよぎるくらいにはなってきました。

 

 私にとって劇的に効果があったと感じているのが「重曹」です。

 拍子抜けするかもしれませんが、掃除で使うあの重曹です。

 元々2年前から、コロナワクチンの危険性について調べていたときに、重曹は知っていました。

 ですがあまり積極的には活用してこなかったのです。

 ですが愛読している↓『インディープ』さんの記事で重曹を改めて思い出し、試してみようと思いました。

 

 

鼻炎、咽頭炎、喉頭炎、気管支炎、インフルエンザ、肺炎などの風邪とその後遺症は、一般的に病気は感染性であると考えられているが、感染性ではない。アルカリの蓄えまたはバランス(酸の基本平衡)の乱れによるものだ。 障害の程度が深刻であるほど、病気はより深刻になる。

軽度のアシドーシス(体内に酸が過剰に存在している状態)を引き起こしたり、血漿の緩衝作用を妨げたりする条件は、風邪の原因となる。バランスの悪い食事、運動不足、疲労、便秘、体のどこかの部位の感染症などだ。

風邪は、適切な食事、運動、および炭酸水素ナトリウム (重曹)またはアルカリ水を注意深く使用することにより、アルカリバランスを維持することによって防ぐことができる

…大量の重炭酸ナトリウム (重曹)によってアルカリ化が開始されたときに病気が攻撃され、「風邪」はいつでも進行を止める

  さらに、癌細胞についてのことがあります。

 正常細胞では細胞内のpHは細胞外に比べてわずかに酸性となり、細胞外のpHはわずかにアルカリ性となっています。一方、がん細胞では細胞内pH(pHi)はアルカリ性、細胞外pH(pHe)は酸性というバランスを保っているのです。

 感染症と癌から類推すれば、細胞外液がアシドーシス化すると、病気になるということになります。

 そして私はこれは病気全般だと推測しました。

 「細胞外液が酸化すれば病気になり、逆に細胞外液をアルカリに近づければ病気は治る」です。

 

 では体内環境をアルカリ化するには、何が理想でしょうか。

 

 それは言うまでもないのです。

 「重炭酸イオン」つまり「重曹」です。

 

 pHとは、どれだけH⁺があるかです。多ければ多いほど酸性が高くなります。

 ではどうやってそれを防ぐかといえば、H⁺を吸収してやればいいのです。

 人の体内でH⁺を吸収するのが、重炭酸イオンすなわちHCO₃⁻なのです。

 重曹はNaHCO₃です。

 そして重曹は水に溶けるとNa⁺とHCO₃⁻に分かれます。つまり重炭酸イオンになります。

 ということは、重曹は体液中で、体内をアルカリ化させるそのものの物質なのです。

 

 ここでけっこうNa⁺を気にする意見があります。

 塩の化学式はNaClです。

 ですが重曹上のNa⁺は血圧にあまり関与しないという話がありますし、そもそも塩分摂取量と血圧の関係は、非常にいろいろな研究があり、はっきりしないところがあります。

 そして本質的には、高血圧=悪でもないのだと私は考えています。

 このことは長くなるので省きますが、また機会があるときに書きたいと思います。

 

 このような理論付けがありますが、私ははっきりと体調の向上を感じる日が増えてきました。

 そして、こういうブログを書けると、このブログ名『千の顔を持つ英雄』という名に恥じないことを書けたと思います(笑)。

 この名前は、ジョセフキャンベルの神話学研究の名著の名前です。

 

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 英雄の右目と右唇は醜くつぶれています。

 これは、英雄になるために、人は人生の苦難を歩かなければならないことを示しています。

 人によって苦難は違います。

 いろいろなタイプがありますが、私は『英雄の旅』(これは本当に名著だと思います)によれば「魔術師」としての人生を与えられた気がしています。

魔術師は何らかの傷を負った状態で旅を始める。多くの場合、その傷は実際の病を意味している。自己を癒さなければ、他人を癒す方法を身につけることはできない。現代社会では、病気がー肉体の病、心や感情の病、何らかの依存症がーきっかけとなって、魔術師が霊的現実と向き合うことも珍しくない。

 子どもの頃からの苦悩の連続や、それで医学部に入学したことなど、常に自身の苦悩がテーマにありました。

 それはしょうがないというか、幼少期から体調不良だと、常に自分に関心が向かざるを得ないのです。

 なにせ瞬間瞬間体調が悪いのですから。よく40歳過ぎまで生きたと思います。

 ただ、もし自分を癒す一つとして、私の体内環境の酸化があり、それを重曹によって癒せつつあるならば、これまで40年以上、毎日のその瞬間ごとに苦しんだ甲斐はあったでしょう。

 解決策はあっけなかったりしますが、それは膨大な積み重ねの上のあっけなさです。

 それはそれで価値があると思います。

 もちろん明日またもっと体調が悪くなってるかもしれませんし、明日死んでいるかもしれません。

 ですが重曹を用いてから、明らかに体調がいい日が増えたのは確かです。

 そして、そのことをブログに書けただけで、私は良かったと思います。

 決して勧めているわけではないのです。

 ですが1人の人が、どんな治療でもよくならず、このブログに行きついて重曹を試してみて体調がよくなったら、私はその人の人生にちょっとでも役に立ったと嬉しく思います。

  

 このまま体調が復活したら、もう一度医師国家試験に向けて本気で勉強を再開しようかなと思っています。

 正直、サッカーコーチと塾、家庭教師でも食っていけるくらいの収入にはなるし、なにより子ども相手はやりがいがあるのです。

 ですが、私は今の医学界に不信感をはっきり持っている者として、そういう人が医師としてやるのもおもしろいと思うくらいの気概が復活してきたのです。

 まあ様子を見ようかなというところです。