仕事のストレスを解消するため、通勤時間やランチタイムなどで手軽にできるのがウォーキングです。ウォーキングセラピーの第一人者である臨床心理士、ジョナサン・ホーバン氏によれば、ウォーキングはドーパミンやセロトニンエンドルフィン、オキシトシンなど数々のホルモンを分泌させ、元気をくれるのだそう。

自然のなかでのウォーキングは特に効果が高いそうですよ。ワシントン大学環境学部の助教授、グレッグ・ブラットマン氏らによる2015年の論文でも、自然のなかを90分間歩いた被験者は町なかを歩いた被験者と比べ、ネガティブ思考が減ったと報告されています。

「歩くだけ?」と思うかもしれませんが、移動の大半に電車やエスカレーターを使い、ほとんど歩いていない人は珍しくありません。あなたもスマートフォンで一日の歩数を計測してみたら、意外と少なくて驚くかもしれませんよ。

精神科医の保坂隆氏は、「ウォーキング5分+立ち止まって周囲の景色を5分眺める」を繰り返すストレス解消法を紹介しています。運動しながらリラックスできるため、効果的にストレスを発散できるのだそうです。

5分ずつならやりやすいのではないでしょうか? 眺めのいい道や公園、森林、河原などで試してみましょう。

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