山に登るとき、
地図とコンパスで進むべき方向を確認できるようになるため、
この前の日曜日(3月12日)に講習会に参加しました。
地図をみて地形を読み解き、
どんな道になっているのか読むことを「読図」というそうです。
小学生の社会科で習った等高線を久しぶりに思い出しました。
講習会で配ってもらった地図、
そしてこの日のために手に入れたプレートコンパス。
偶然にも今回の講習会が行われる山の出発点に近い赤い矢印のことろは、
いつも行くキャンプ場なんですよ。
青い矢印の「小倉山」を目指して9人が参加しました。
主催は日本が誇るアウトドアメーカー「モ〇ベル」さんです。
いつもテントを張って山を見上げては、
「なんていう山かなー」って思っていた場所を歩くんです( *´艸`)
登山道入り口!
が、ここまで歩いてくるのに小1時間かかっています。
知らない方は「やっと入り口か……」とげっそりしていて気の毒でした。
登山中は途中で立ち止まり、
「今どこにいるかわかりますか?」と地図に指さしさせられたり、
特徴のある地形がどんなふうに等高線で描かれているのか、
実地で見て体感しましたよ。
今どきはみんなスマホに登山用アプリを入れて、
カーナビのように自分がいる場所がたちどころにわかるんですよ。
私ももちろんそれを入れているんですが、
入れたら便利すぎてそればかり見てしまうのを前の登山で経験。
なんか違うなって思っていたところで、
図書館で読図の本を見つけ、
以来地図を読むことにはまってしまいました。
あせび平という場所には、
本当に馬酔木がいっぱい生えていました。
行動食(ナッツ、チョコ、クラッカー)をポリポリ食べながら、
小休憩中に広場をぶらぶらしていたら……
通称『エビフライ』と呼ばれているものを発見!
松ぼっくりを、おそらくリスが食べた痕ですね。
ここ、リスがいるんだ( ゚Д゚)
鹿とイノシシとサルがいることは知っていたけれど( *´艸`)
そして、ここからが辛かった!
階段で整備されたアップダウンを6回繰り返します。
それも前もって地図で示されていて、
「小ピークを体感してくださいね!」っていう、
インストラクターのお兄さんが満面の笑みが恨めしかったわ!
でも、途中で真下にいつもテントを張っているキャンプ場が見えたのよ。
歩いていたので写真は撮れなかったのは残念でした。
これ、お正月明けにキャンプをしたときの写真だけど、
雪で真っ白の矢印の部分の平らな稜線を歩いたんだね。
12時40分、小倉山に到着!
眺望がよくて周りに有名な山がいっぱい見えるはずだったのに、
なんと曇りどころか雨まで降ってきて、
お昼ご飯もゆっくり食べられなかったよ。
ここは珍しく「火気注意」なので注意をすればお湯とかを沸かせるので、
熱いお茶を入れようとリュックに道具を持っていたのに……
やはり講習会だとそんなことはできないね。
今度、プライベートできたときにリベンジするぞ!(≧◇≦)
帰りはひたすら石がゴロゴロして不安定な坂道を下りました。
冬は落葉樹の葉が落ちているので道は明るいけれど、
葉っぱが茂ってきたら向こうは見えないかもね。
そしてついに私は、
因縁の場所に降り立つことになりました!
ここは節分キャンプの時に雪の残る登山道を下ってきて、
怖くなって対岸から写真を撮っただけで折り返した場所ですよ!
トコトコと踏み外さないように慎重に歩きました。
ほら、反対側から撮った写真です。
インストラクターの方に話していたので、
「ここで折り返したんですか?」と笑われました。
笑われてから、
「折り返して正解でしたね」とも言われましたが。
確かに1時間下ってきた道を反対に登ろうとしたら、
いったいどれくらい時間がかかるんだろう。
でも、2月のはじめには様子を見るだけだった登山道から、
3月の中旬には降りてきただなんてちょっと感無量かな。
最後はいつもの滝の下へ。
今回地味な写真だったからのせなかったけれど、
この滝の源流ともいえる湧水がしみだしている場所にも行けたし、
地図記号を見ながら山を歩く楽しさを実感できたし、
とっても楽しい登山でした。
でも、今回はプレートコンパスは使いませんでした。
5月にコンパスを使う講習が別の山であるそうなので、
帰宅途中の温泉で休憩したときにさっそく参加の予約を入れました。
自分がやりたい登山の形が見えてきたよヾ(*´∀`*)ノ