11月の園芸活動日誌

  ~朝夕寒さが少し厳しくなってきました~

*浅井病院5階からの秋晴れの風景です。

 

*この度の台風15・19号、豪雨(10/25)の自然災害により亡くなられた方々のご冥福をお祈り申しあげますとともに、被災された地域の皆さま、その家族の方々に心よりお見舞い申し挙げます。

 

 

 

私たちの町東金市でも11月はぐっと日が落ちるのが早くなり、朝夕の気温も下がってきましたね。最低気温も一桁と・・・朝がつらい起きれない(私だけでしょうか?)

東北・北海道と北の地では、(11/15)積雪がありました。                       例年より初雪は1週間ほど遅れているみたいですね。

B2病棟テラスのイチョウ花も冷気で枯れてきました。                                 もうすぐ秋が終わり・・・師走ですね 本当に1年は早いですね

 

 

 

 

 

 

B2テラスも夏・秋の花が終わりを告げようとしています。

11月イベント芋の収穫祭

と言うことで、B2テラス、室内の空間にて

サツマイモの収穫越冬する花苗の園芸療法を実施しました。

 

 

 

では、少しお時間をちょうだいいたしまして・・・

ほっこりして頂けたら・・・幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

  もくじ

  1. 今月のテラス

  2. 園芸作業活動

  3. グループ支援(ゆりの木苑のレイズドベッド

 

 

 

1.今月のテラスです

 

 

                      (*11月25日現在)

秋晴れ

B2病棟テラスのガーベラサンパチェンスもまだまだモリモリと咲き続けています。

 

写真左側のプランターは、上差しサツマ芋(紅あずま・紅はるか)

越冬する花苗ガーベラ(パンジー・スノーボール等々)

3年越しのイチゴ苗いちご(あまおう・とちおとめ)

 

以上 今月のテラスでした!

 

 

 

 

 

2.園芸作業活動

~花の手入れ・野菜苗植え込み編~

寒い時には、室内で作業

Aさん 「もう退院だからね~」

Bさん 「もう少しやっていたい」

Aさん 「それにしてもこの花モリモリしていますね。」

     「なんて花出すか?」

~作業を通じて心も通じてきました。~

 

*以前は、口数が少ない患者様でしたが意志の変化、活動量の変化に伴い

徐々に活気が上昇傾向に・・・(ホットしました。)

 

 

 

 

 

 

「病院でやれる(植え込み作業)とは思いませんでした。」                      「ここの根を少し伸びやすいようにすればいいですよね・・・あ~楽しい」と

いい笑顔をみせて頂いています。

*職員も患者様の積極的作業活動を見学させて頂き                            次のアプローチを考えながらすすめております!

 

 

 

 

「ここまで来るのが早くなったよ~」                                   「脚が強くなってきたが・・・腰が立たないんだよな~」                          「でも、初め(入院した時)は、自分で起きれなかったもんなぁ」 

「私、明日退院だけど自分の手で植えた花みたいに元気に頑張ります!」

「私は、色んな病院に入院したけど・・・好きな花を野菜を触れて嬉しかったです。」       「もう家には帰れないんで、ほんと昔みたいに楽しい時間でした。」

・・・などなど

身体状況や現実問題をよく話して下さったりと心を開いて下さったりと                             信頼関係の構築が園芸療法で進みます。

 

 

 

 

 

 

園芸療法は、意志の変化意欲ある語り引き出す手段としては                   とてもいいツールです。

 

そんなことで、

患者様の気持ちの変化を見出す為に

興味のリサーチ・運動療法的アプローチ・精神的アプローチ等をミックスしながら

自発的に出来る何かを提案したく模索中!

今日も、園芸療法で・・・生活基本動作・5感覚の強化

オキシトシンが脳内にあふれだす環境を強化促進するのでは・・・と

グッ副院長も太鼓判!

人でも植物においても愛情は大切とお話されていました。

 

 

 

 

 

~お芋掘り作業編~

今年は、紅はるかと紅あずまの収穫がありました。

確か?去年は安納芋を植えました。

実が甘い影響か?虫食いの被害が大きかったきがします。

 

 

 

今季、投入されたスロープ!!

車いす対応の患者様と一緒に園芸療法。

*ご家族、本人に大変喜ばれました。

 

 

 

 

 

ご家族からの情報では、                                        「昔から芋掘りはよくやっていたからね!お手のものです」との事。

~情報通りでした~

無口な患者様の顔つきが変わりキリッとした目つきになり

モクモクとスコップで土を掘っている姿を拝見し私たち職員は、

ほっこり感動を頂きました。

 

 

 

 

~芋掘り中の会話~

Aさん「競馬みたいにワクワクするな~」「大きいの当たるかな~」

Bさん笑いながら「そんな事、言ってないで・・・早く手を動かせ・・・」

年の差! 30歳なんで関係ないんだなぁ~ 

和気あいあい ほっこり 元気がでる空間を感じました

自然と共に時を過ごす

*昔々・・・農耕民族のDNAが・・・あるんでしょうか?                    (色々考えると深いお話ですね)

 

 

 

 

「良い天気だね~とったら電子レンジでチンして食べようね」                   「あるの電子レンジ・・・なかったら蒸かせばいいんだから」と

記憶力の低下・体力の低下がないであろう                                    数十年前の日常生活を垣間見るような場面でした。

「ほらとれたわよ」と天高く青空に・・・

 

ほらいいお芋よ~電子レンジはあるの・・・

 

が比較的丈夫な方は、高さ15cm段差跨いでテラスへ移動。

つるを手探りしながらお芋を収穫しました。

 

作業を終え笑顔で室内へありがたい! 

段差スロープスムーズに対応しました。

 

 

 

 

 

 

3 グループ支援

ゆりの木苑のレイズドベッド

綺麗な色合いすね。

ゆりの木スタッフさんの愛情が感じられますね!

                  (*2019.11.18 現在)

さすが レイズドベッド

台風15号・19号・豪雨(10/25)の影響なく 深紅のコキア・サンパチェンスを守り抜き

ご利用者様・職員に癒しの空間・ほっこり空間の演出をしています。

 

ゆりの木 職員からの最新情報では・・・

レイズドベッドには、防虫ネットが張られています。                              雰囲気は、国王ベッドの天井からレースカーテンが下りてきているみたいと思っていたら。

1人りの入所者様が                                                 「お姫様が昼寝をしているみたいだね」と                                                              笑みを浮かべていたとの事でした。

*大事な水菜・サニーレタス・チンゲン菜を大事に守ってくれています。

 

 

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次回の更新では同じく第4週木曜日の12月26日に更新となります。