霊界物語   大阪北部の地震 | 朝日asahinobのブログ

 霊界物語   大阪北部の地震

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      2018.6.18
 出口王仁三郎・著『霊界物語』を
 飯塚弘明がやさしく解説します
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 ╋ 王仁三郎の基礎(12)立替え立直し ╋


大阪で震度6という大きな地震が起きましたが、
大阪にお住まいの皆さん、大丈夫でしたでしょうか?
電車が止まったり、ガスが止まったり、大変なようです。
私は奈良ですので、震度4くらいでしたから、全然大丈夫です。

大きな地震が起きるたびに、非常時の際に何をしたらいいのか、
ということを考えさせられます。
地震とか戦争なども非常事態ですが、しかし
それ以上の超非常事態が起きるということが、
百年以上も前から国祖の神様によって警告されています。
大本神諭の主要な主張が「立替え立直し」です。

太古の神代に、国祖が悪神によって追放され、艮に押し籠められ、
逆に悪神扱いされて、忌避されるようになった。そのため
地上は腐敗し暗黒世界となってしまった。
しかし天運循環して再び国祖が表に出る時節が到来した。
三千世界を立替え立直してみろくの世を建設する・・・
というのが大本神諭のあらすじです。

この立替え立直しの立替えとは「破壊」を意味します。
立直しとは「建設」(再生)です。
家を建て直す時もそうですが、まず古い家を壊さなくてはいけません。
リフォーム程度ではなく、建て直しです。

「破壊は悪魔がするのだ」なんてことを王仁三郎は言っています。
「大本神の仕事は建設にある。艮の金神は修理固成の神である」というのです。
白蟻に食われた家は歳月が経つと勝手に倒れて行きますが、
腐敗していれば勝手に潰れるので、わざわざ手を貸す必要はないのです。
神に従う人間がやるべきことは、建設です。

「身魂(みたま)の立替え立直し」とも言いますが、
身は身体・物質、魂は精神・霊魂の方面です。
霊体両面の改造が必要です。
腐敗した社会は黙っていても勝手に崩壊します。
それを同じ思想で再生しても、また再び崩壊してしまいます。
同じことをやっても、同じ結果しか生まれません。
やり方を変えないと、異なる結果は生まれません。
だから、立直しには、まず精神面・思想面を刷新することが重要です。
霊主体従の原則です。
思想が新しくなれば、そこから生まれる社会は、
過去のものとは異なるものになります。

王仁三郎がやって来たことというのは、
みろくの世を建設するための新精神を広めるということに他なりません。
大本は二度、弾圧により立て替えられましたが、
立て替えた(破壊)のは官憲です。
自分で壊さなくても、誰かが勝手に壊してくれたのです。
大本の活動と、当局の思惑との軋轢から生じる、必然的な破壊であったとも言えます。
王仁三郎はそれを利用して、大本を立て直したのです。

大日本帝国は行き詰まった末に崩壊しましたが、
現代社会も色々な局面で行き詰まりが見えています。
必ず破綻するだろうな、という事柄がいくつもあります。
たとえば1千兆円以上ある国の借金です。
国家予算の十倍以上もあり、とうてい返せる金額ではありません。
今はまだ自転車操業がどうにか成り立っていますが、
いつかはどうにかしなくてはなりません。
国の財政が崩壊するというのは目に見えています。

しかしそれに対して反論もあります。
政府内部の金融資産が数百兆円あるので、
それを換金すれば国の借金はチャラになる、という意見があります。
国民は騙されているというわけです。

仮にそうだとしても、「借金をして事業を行う」ということが
正当化されている以上は、一旦借金がなくなっても、
すぐまた借金が積み重なることは目に見えています。
会社の経営も、個人の家計もそうですが、
借金が当たり前なのが現在の資本主義経済です。
日本に限らず、アメリカや他の国々もみなこの借金経済によって苦しんでいます。
美味しい思いをするのはお金を借りた直後だけで(笑)
あとは返済のため台所は火の車となるわけです。
その根底の価値観を変えなければ、
一度借金を返しても同じことを繰り返すだけであり、
「立直し」とはとうてい言えません。
立直しはこの、思想面・精神面の刷新が要となります。

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小さな立替え立直しはちょこちょこあります。
日本に関して言えば、明治維新や第二次大戦の敗北などがそうです。
しかし大本神諭が言いたい立替え立直しは、その程度のものではありません。
「三千世界の立替え立直し」です。
三千世界とは、神界・幽界・現界の三界に亘る大革命です。
つまり霊界も含めた大改造なのです。

そしてそれは「二度目の世の立替え」だとか「二度目の世の大峠」とも言います。
そんなに度々起きることではなく、
世が始まってからまだ一度しか起きたことがないというのです。
その一度目の大峠(立替え)とは、霊界物語第6巻に描かれています。
国祖隠退後の世界で天変地異が起き、567日間大洪水と大地震が続いた末に、
地球の地軸が傾いてしまったというものです。

それに匹敵する天変地異が間もなく起きると大本神諭は警告しているのです。
しかし今、それが起きたら人類は滅んでしまいます。
それで、地球的規模での天変地異が起きても
人類が生き残ることが出来るような体制を造れと、
百年以上も前から国祖は訴え続けて来たわけです。

その大峠(立替え)の後は「昔の神代」に立て直すのだと国祖は言います。
それが「みろくの世」です。「水晶の世」とも「松の世」とも呼びます。
しかし今と同じ思想で立て直してしまったら、再び今の世界に後戻りです。
国祖隠退以後、今日まで、悪魔が支配する世であり、
悪魔の思想に私達は犯されています。
そこでみろくの世を建設するための思想を人類に与えるために、
王仁三郎の登場となったわけです。








 

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      2018.6.14
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 ╋ 王仁三郎の基礎(11)霊主体従 ╋


宇宙は「霊」と「体(たい)」の二大系統によって成り立っています。
霊主体従(れいしゅたいじゅう)とは、
この霊が主で、体を従とするという、宇宙の大原則です。

霊とは霊界、霊魂であり、体とは現界、肉体です。

しかし今の人類は真逆の体主霊従になっており、天地が逆様になっているので、
それを霊主体従に立替え立直すということが、
百数十年前から人類社会に起きている出来事です。

その霊主体従の天則に沿った世界がみろくの世です。

現界(物質界)に生きている私たちは、霊がよく見えず、体しか見えないため、
結果として体主霊従になりがちですですが、頭をよく働かせて、
価値観を体主霊従から霊主体従へと変えて行かねばなりません。

霊と体とは、単に霊界、現界という意味だけではありません。

たとえば「目的」と「手段」ということでもあります。
わかりやすい例で言うと、お金です。
私たちはよく「お金があれば何でも出来る」とか言ってお金に執着しますが、
そのお金で何が得たいのか?
目的は、幸せになることです。生きていることの充実感、幸福感を感じたいのです。
その目的を達するための手段がお金です。
ところが目的を忘れてお金儲けばかりに走っていたら幸福にはなれません。

昔のホームドラマによくこういうシーンがありました。息子が非行に走り、
仕事ばかりして息子に向き合わなかった父親が
「お前の欲しいものは何でも買ってあげただろ」と歎き、
それに対して息子が「欲しいのはお金じゃないんだ」と叫ぶシーンです。
父親の愛が欲しかったということなんでしょうけど、
その愛を与えるための手段に過ぎないお金が、目的になってしまうと、
こういう心のすれ違いが起きてしまいます。
目的を達するための手段は他にもあるわけで、
手段にこだわる必要はないのです。重要なのは目的です。

役所や会社や宗教団体などの組織が、目的を忘れて、
組織維持のための組織になってしまう…ということも体主霊従のありがちな例です。

また霊と体とは「理想」と「現実」ということでもあります。
理想を実現するのは大変ですが、しかし理想を忘れてしまうと方向を見失い、
風が吹くままフラフラと流される人生になってしまいます。

   ★   ★   ★

霊主体従が大原則だと言っても、霊に偏り過ぎてはいけません。バランスが重要です。
霊と体の比率は5対5で、霊を主、体を従とするのが霊主体従です。
霊に偏り、たとえば6対4とか7対3になってしまうと、これも天則違反です。
理想ばかり追い求めている人は、現実の生活を軽視しがちですが、
それはそれで問題ですよね。

霊と体は「原則」と「例外」ということでもあります。
原則を守ることは大切ですが、だからと言って例外を認めないと、
窮屈な世の中となり、不満が生じてかえっておかしくなります。
病院食は健康かも知れませんが、それしか食べてはいけないというのは、
かなり苦痛ですよね。
だから、霊が5で体が5が霊主体従なのです。例外を認めない、
つまり体が4とか3になってしまうのは、これもまた悪であり、
「力主体霊(りょくしゅたいれい)」という言葉が宛てられています。
(力主体霊も含めて体主霊従と呼ぶ場合もあります)

霊界物語や大本神諭で、霊主体従に「ひものと」という
振り仮名が振られる時があります。体主霊従は「あく」とか「がいこく」です。
「ひのもと」とは「霊(ひ)の本(もと)」であり、日の本つまり日本のことですが、
現実には日本も体主霊従の悪の害国になっています。
まず日本を「ひのもと」に立て直し、
そして世界中を「ひのもと」にして行くのが神様の経綸です。

霊界物語に、救世主スサノオが導く三五教(あなないきょう)
という宗教が出て来ますが、三五教は霊主体従です。
またウラル教とバラモン教という宗教も出て来ますが、
ウラル教は体主霊従で「われよし(利己主義)」、
バラモン教は力主体霊で「つよいものがち(弱肉強食)」の宗教です。

霊と体は「社会」と「個人」とも言えます。
人間は社会生活をする生き物ですから、他人のことを考え、
社会のルールを守って生きることは重要です。
しかし社会とか国家とか、それを強調し過ぎるのも悪です。いわゆる全体主義です。
これは「つよいものがち」です。「みんなのために」とか「公共」の名のもとに
個人の権利が侵害されることもよくあります。
だからと言って個人の権利を主張しすぎると「われよし」になります。

このように霊と体のバランスが重要なのです。
このバランスを適正にすることが「まつり」(真釣り)であり、
それが真の意味での「祭り」であり「政(まつりごと)」です。
マツリはカーニバルでもなければ利権争奪でもなく、
真釣り合わせをすることなのです。

   ★   ★   ★

ところで以前に、王仁三郎の宇宙論は地球中心だと言いました。
地球が一番の御先祖様であり、そこから太陽や月、その他の天体が誕生したのです。
しかし地に立って生きている人間は、上ばかり見て天を仰いでいます。
だから天が主で、地が従のような錯覚をしています。
これがまさしく天地逆様ということです。
この世界観・価値観を180度転換しなくてはなりません。

また、霊と体は、神と人、日と月、男と女、父と母、
陽と陰、火と水、左と右でもあります。
霊と体はどちらも大切で、その度合いは等しく、軽重の差はありません。
しかし物事には順序があり、その順序が主と従という言葉で表現されています。
左足と右足はどちらも等しく重要ですが、しかし左、右、左と順序よく動かさなくては
前に進むことが出来ません。
右足が「左足くん、僕たちは平等だ。だから同時に出よう」と言って
左右の足が同時に前に出たら倒れてしまいます(笑)
権利は対等でも、順序がなくては宇宙はうまく動きません。
王仁三郎は「神は順序だ」と言っているくらいです。

この順序を「進左退右(しんさたいう)」と呼びます。
霊主体従を、運動・活用の面から表現した言葉が進左退右です。

多くの人は右利きですから、あたかも右の方が主であり
進であるような感じがしますが、左右の手の働きを考えてみますと、
左手でお茶碗を持って右手で箸を掴むように、左手はあまり動かずに
何かを固定したり支えたりする役割をし、右手は細やかに動き活発に働きます。
中心にあるもの、主となるのは左手なのです。右手は頻繁に動くので、
右手が主のような錯覚が起きてしまうのです。
大本式の祭式では柏手を打つとき、掌を合わせ、
右手を左手より少し下げて打ちますが、これは進左退右の法則に基づくものです。
昔、左大臣・右大臣という官職がありましたが、左大臣の方が上役なのは、
この進左退右の法則が自ら現れたのでしょう。

霊主体従・進左退右の原則が乱れてしまう主な原因は、
(1) 目立つもの・よく見えるものが主と見なされがち(体主霊従、われよし)
(2) 従の方は無いもの、役に立たない無用なものと見なされがち(力主体霊、つよいものがち)
の2点にあるのではないかと思います。

ですから、引っくり返っている価値観を霊主体従に立て直すには、
(1) 目立つものの背後にあるものを見抜くことと
(2) 従とされるものの役割を考えること
が大切だということになるでしょう。

悪神とか祟り神として押し籠められ来た国祖・国常立尊が復権するということもまた、
逆様になっている世を立て直すということです。


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●霊界物語第1巻発端
http://reikaimonogatari.net/index.php?obc=rm010003
●霊界物語第6巻第26章 体五霊五
http://reikaimonogatari.net/index.php?obc=rm0626
●大本略義 霊主体従
http://reikaimonogatari.net/index.php?obc=B195301c39
●大本略義 進左退右
http://reikaimonogatari.net/index.php?obc=B195301c40


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