昔はとってもかわいかったけど、
免疫系の病気だそうで、いまは見た目がちょっとかわいそうな感じになってしまっている秋田犬ちゃん。
でも飼い主さんは、
「秋田ってのは、一度飼うともうそれ以外の犬は飼えんって言うけど、本当だねぇ。
ちゃんと自己主張するんだよね」
と。
散歩の途中で、飼い主さんが左に行こうと言うのに、どうしても秋田犬ちゃんが右へ行こうと主張したことがあったそうな。
でも、それだけ聞いたら、単なるわがままな犬?
うちの2代目愛犬のように、
「右へ曲がって、もっと遠くへ行こう~♪」
「いやいや、もうそんな時間ないから!」
「えー、じゃあ今日は諦めます」
みたいな会話ができるのであればいいけど。
そう思いながら聞いてたら、
「右に行こうというのを無理矢理説得し、左に曲がったら、すぐに雨が降り出した。
秋田ちゃんの言う通り右に行けば雨宿りできるところがあったのに、左側は何もない川沿いだったので濡れるしかなかった」
という、オチがついていた。
飼い主さん的には、それが単なる偶然とは思えない何かがあるから、
「秋田ちゃんは雨が降るのをわかったうえで、右に行こうと主張した」
と考えたのだろうし、かわいくて仕方ないのも無理はない。
ちなみに。
どんどんどんどん遠くへ行こうと主張し、昔ながらの狭い路地から、空が見える開けた場所まで来たら、
「えっ! 何あの雲、真下は絶対に土砂降りじゃん」
っていう真っ黒な雲が、すぐそこまで来てて。
「ちょっとアンタどうすんのよ、1時間かけて歩いてきて、ここ、うちから3キロも離れてるんだよ!
どう考えても帰りつく前にあの雲、こっちまで来るじゃん」
ってことで、とにかく抱っこして走って帰ろうとしてるのに、ところどころで、
「降りる~! 降ろせ~!」
と主張し、タイムロスさせた挙句、残り800メートル地点で、
「ほら見ろ、降り出したじゃんか~」
という経験をさせたのは、5年前のこいつだ↓
あのときは写真を撮る余裕さえなかったけれど、こういう感じの雲で↓
色は、この写真の↓
一番濃いところよりの倍くらい黒かったから、生きた心地がしなかったよ