今回は、前回の吉方位取りについての話の中で出てきたマインドについてお話します。
吉方位へ行ったら、小さな幸せに感謝することが大切、とお話したのですが、これはどういうことかというと、まず感度の問題です。よく見たり感じたりして「気づく」ということ。いつもよりアンテナを張るイメージです。
傍から見れば幸運と言っていいことなのに、当の本人が、思い込みや不満や余裕のなさから、その幸運に気づかないと「幸運認定」されず、不運なまま、ということがあります。同じ一日でも差が出ます。幸運認定は、ご自身で行えることなんです。しちゃったほうがお得。
なぜかというと、脳科学者の中野信子さんがご著者『新版 科学がつきとめた運のいい人』の中で仰っているのですが、「運がいいといわれる人」には「共通の行動パターン、物事のとらえ方、考え方」があって、「運がいい、ツイてる」と声に出して言うとよかったり、「夢や目標・欲しいモノは紙に買って貼っておく」と実現したり、「他人に感謝をする」とよかったりすることは、「科学的に説明することができる」らしいのです。
例えば、アメリカの実験で、エリート学生に男女で正答率に差が出やすい空間認識テストをさせる前、性別を答えさせた場合と所属大学を答えさせた場合では、後者の方が正答率が高かったそうです。自分はエリート学生であるという自己イメージが、テスト結果に良い影響を与えたということ。(ちなみに空間認識は男性のほうが得意らしい)
つまり、「自分はツイてる」との思い込み→プラスの自己イメージ→根拠のない自信→パフォーマンスに好影響、となるので、それは長い目で見ても人生に差がつくことになります。
さらに、「自分はツイてない」と決めると、努力の余地もなくなるそうです。運のせいにするから、自分に原因や責任を求めなくなるのかもしれません。
九星気学だけでなく、脳科学的にも「ツイてる」という感覚や「感謝する」ことが効果アリとされているのです。幸運認定してその気になっちゃうと、さらに感度が良くなり、幸運スパイラルに乗れます。思い込みが開運のチャンスになるんです。
では、吉方位取りだけでなく、普段から運気を高めるのにするといいことは何かというと、次のことです。
①読書
②運動
③掃除
ただ、目的意識がとても大切で、「世のため人のため」や「成長のため」といった前提があると、よりエネルギーは高まるようです。向かう先が、広く高くなるからでしょうか。①の読書は良い情報を得るということ②の運動は散歩もOK③の掃除は1分でもいいのです。
毎日1分はやるぞ、と思うとハードルが低くなります。役立てるよう外へ出すために取り込んだり、行動することである「陰」を先にして「陽」の新しいことを取り込んだりすると、運も動いて巡りが良くなります。
こちらも参考になさってください。
過去の記事:「九星気学で何ができるか」
https://ameblo.jp/asahina-saho-tarot/entry-12850370064.html
ただルールに則ってやってれば運が良くなる、ということではなくて、どんな気持ちで、どんな風になりたくてやるのか、意図することで効果は抜群に変わります。