金曜日の日本市場は続伸。
引けにかけて上値を切り上げ、
日経平均9522.50円に達し、
'08.11.5の終値9521.24円を突破、
ついに堅く閉ざしていた節目を突破した。

形としては非常に好ましい形だが、
抜けたといってもごくわずか・・・
次はこのまま強気を継続できるのかに注目したい。
ちょうどこの状態で週末に突入するので、
この時間は少し気になる。
時間が経つと冷静になって、
この辺で一旦利益確定、と思う剥きもありそうだ。

追い風となるのが金曜の晩の米国相場で、
こちらはダウが103ドル高の8403.80ドルとなっていた。
米GMの問題に関しても、
「事前調整型の破産法申請へ」という流れで
相場はすでに織り込んできているようだ。
規定路線上であれば問題なかろう。


いくつかの懸念に目を向けてみると。。。
米GMの破産法申請に関しては、
同社に対しての売掛金が回収困難になる事や
(米政府による救済措置もあるが)
その後しばらくは製造が抑えられるだろう事から、
取引のある部品メーカーなどは厳しいかもしれない。


あと、異業種だが、不動産関連で、
ジョイントコーポが会社更生法適用へ。
一旦落ち着いたと思われた不動産関連銘柄での
資金繰り懸念が再燃する可能性も。
持ち株ながらアパマンも相当苦しそうだが、大丈夫だろうか。


【気になるニュース】
・5/11の年初来高値(9451.98)更新。
 '08.11.5(9521.24)以来約7ヶ月ぶりに9500円台回復。

・資源株中心の物色。
 引けにかけて先物へのまとまった買いに上値切り上げ。
 期待感が強い反面、実体経済がついてこれない。
 相場観と需給に差。
 資源・原材料高で製造業のコスト削減見通しに暗雲も。

・米GM、6/1に事前調整型破産法申請へ、と報じられる。

・4月住宅着工 6万6198戸
 前年同月比 △32.4%(市場予想 △22.0%)

・4月鉱工業生産 前月比+5.2%(市場予想+3.3%)

・4月全国コアCPI 前年同月比△0.1%

・バルチック海運指数 3298P(+134) 19連騰

・MSCIリバランス需給発生。
 買い:GSユアサ、リンナイなど
 売り:アルプス電、三菱UFJなど

・ジョイントコーポ、会社更生法適用申請。
 負債総額 1476億円

・三洋電、総額2000億円のシンジケートローン契約締結。

・三井金と住友鉱、
 2010.4に伸銅事業を統合へ。

・KDDIに増配余地あり、と。


【レーティング情報】
・モルガンスタンレー
 パナソニック アンダー 820→980
 シャープ イコール 610→900
 ソニー オーバー 2500→3300
 三洋電 イコール→アンダー 131

・日興シティ
 三菱マテ 2H→1M 240→360
 DOWA 2H 310→440


【気になる銘柄】
4519 中外製薬 1737(-16)
 かなり安いところですが買い戻し注文中。
 新型インフルエンザ問題に関し、
 社会は落ち着きを取り戻しつつアリ。
 (即効・有効な対策が少なく、影響も小さいことから
  騒いでもどうしようもないという判断か。)
 現在の水準はほぼインフルエンザ特需分が剥落したところか。


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・・・市場総括・・・
日経平均 9522.50 +71.11 +0.75%
TOPIX 897.91 +2.32 +0.26%
2部指数 2017.34 +8.19 +0.41%
マザーズ 394.05 +8.45 +2.19%
JQ平均 1101.75 +6.11 +0.56%
ヘラクレス 596.21 +15.66 +2.70%


外資系証券経由寄り付き前注文
 売り2080万/買い2090万:差引10万株買い越し(+5)
 ※5月は11勝6敗 月計+4470万株
東証一部 値上がり698/値下がり876
騰落レシオ 108.4(▼3.2)
出来高 26億613万株(22億4161万株)
売買代金 1兆7008億円(1兆4764億円)
ドル/円 95円半ば(96円後半)


【本日のあさひなファンド株式総資産】
2,580,980円(前日比△5,152円)
総損失累計額 ▼1,449,020円
 +受取配当金 +133,196円(税抜122,347円)