Junk Robotの「生きているから」
※ネタバレ注意
ここに一体のロボットがいた。
彼は戦争用のロボットとして誕生し、誰かを傷付ける為の存在。
やがて戦争が終わると、彼は用済みとして放棄された。
自分は誰かを傷付ける事しか出来ない存在。
自分なんか、いないほうがいいんだ。
自分なんか、生きている意味もないんだ。
彼は常に孤独だった。
そんな彼に声をかけてきた者がいた。
ロボット技師のネズミである。
ネズミは、彼を優しく迎え入れ友達┄いやほんとうの家族のように接してくれて、幸せな日々を過ごしていた。
だが、彼は幸せな日々を過ごすうちに、こう思うようになっていた。
確かに自分を受け入れてくれたネズミには感謝しているし、すごく嬉しい。
でも、自分は誰かを傷付けることしか出来ない存在。
信頼を寄せ受け入れてくれた者を傷付けてしまう位ならいっそのこと自分から断ち切ってしまおう┄。
自分としては心苦しいけれど、そのほうが誰も傷付かなくて済む。
そう決意した彼は別れも告げす、遠く離れた場所で苦しみの涙を流しながら自らの命を絶った┄。
いっぽう、ネズミはいつの間にかロボットの姿がない事に気が付いた。
「別れも告げずにどこに行ったんだろう┄?」
来る日も来る日も、ロボットの姿を求めて探し歩いた。
傷付いて、身体がボロボロになりながらもロボットの姿を探すことを止めなかった。
その想いが通じたのか、ロボットに奇跡が起こる。
死んだはずのロボットに命の炎が灯り、彼は再び息を吹き返したのである。
「あれ?自分は死んだはずでは┄」
「なんで生きているんだろう┄」
そんな彼の脳裏に浮かぶのは、ネズミとの楽しかった日々。
もう一度、ネズミに会いたい┄。
会って、再び楽しい日々を過ごしたい┄。
と。
いっぽうネズミは、相変わらずロボットに関する何の手懸かりも得られないでいたが、ある確信にも似た想いを持つようになっていた。
彼は生きている!
絶対、どこかで生きている!
傷付きながらも、身体がボロボロになりながらも最後の力を振り絞ってロボットの姿を求めて探し歩いた。
そして┄。
ついに再会の時が┄。
ロボットの姿を見付け、思わず駆け寄り抱き締めるネズミ。
ロボットの目には大粒の涙が┄。
淚水溢出。
淚水溢出。
因為我活著。
淚水溢出。
淚水溢出。
因為我想被愛。
涙が溢れてくるのです
涙が溢れてくるのです
生きているから
涙が溢れてくるのです
涙が溢れてくるのです
愛されたいと願うから
生きているから
涙が溢れてくるのです
涙が溢れてくるのです
愛されたいと願うから
ほんとはネタバレ書いたら駄目なんだけど、つい書いてしまった(笑)
セリフやストーリーは多少自分の想像を交えて書いてます。
読みにくい文章大変失礼しました。
生きているから壁がある。
壁があるから乗り越えれる。
乗り越えれるから喜びがある。
喜びがあるから悲しみがある。
悲しみがあるから笑える。
笑えるから楽しくなる。
楽しいから前へ進める。
前へ進めるから明日がくる。
明日がくるから人生がある。
明日もがんばろう。