朝彦です。
ニューヨークで暮らして今年で丸15年になります。
それまでは日本で、理容師(床屋)として働いていました。
2009年にニューヨークに移住。今も理容師の仕事を続けています。
海外で働こうと思ったきっかけは、とにかく以前から海外に住みたいという気持ちが強かったから。
音楽、映画、ファッション、スポーツなど、海外の文化が好きで、ずっと海外に住みたいと思っていました。
漠然と、海外に住みたい、と思っていたのだけど、具体的な国や街などは全く考えてなくて。
そして、理容師として日本で働いてから5年が経った時、知り合いのつてでニューヨークの日系美容室に3ヶ月間の研修にくる機会を頂きました。
その3ヶ月間の日々は、今でも本当に忘れられない、本当にかけがえのない経験になりました。
今まで修学旅行くらいでしか海外に出たことがなかった自分が、
一人でニューヨークに来て、言葉の通じない街で経験するすべてのこと、本当に興奮の毎日。
今まで日本人以外の人と時間を共にすることなんてほとんどなかったのに、ニューヨークの研修先にはアメリカ人だけではなくたくさんの外国人が働いていて、彼らと一緒に働くということだけでもとても貴重な経験をすることが出来ました。
そして、あっという間に3ヶ月は過ぎて、日本に帰国するのが本当に寂しかった。
ニューヨーク発、日本行きの飛行機に乗るときには、自分の心の中で「必ずすぐに戻ってくる!」と心に決め、日本へ帰国したのを覚えています。
それからの日本での日々は、とにかくアメリカ移住の準備。そして、日本に帰国してから7ヶ月後に、遂にニューヨークに移住したわけです。
新たなニューヨークでの生活は、当然のように日本とは全然違っていて、日本と比べると全てにおいて不便でした。
言葉も違う、文化も違う、今まで日本で何不自由なく生きてきた自分に気づきました。そして、ニューヨークの生活を続けていると、日本という国を客観的に見ることもできるようになりました。自分の母国を客観的に見るためには、日本の外に出ないといけないということも気づきました。
ニューヨークで生活することで、今まで気づけなかったたくさんのことに気づくことが出来ました。
海外で生活したい!海外で働きたい!という人は多いと思います。不安はつきものだと思いますが、間違いなく、自分の想像を超える、かけがえのない経験と時間を得ることができます。一度しかない人生、強くおすすめします☆