魂魄 0-16 旭が丘

 

 

今日の試合は土曜日の朝だったこともあり、石井真理は夕方に岡田明日香といつもの場所で待ち合わせをした。

 

「真理、今日も完勝だったね!」

 

「これくらいはやってもらわないと。お相手の選手たちは、私よりも少し能力が高い位だったから。」

 

「へー、そうなんだ。」

 

「先発の加藤君も3つも四死球を与えていて、相変わらずコントロールに課題があるし、骨折の城山君の代わりに1番になっている開君は無安打だったし、課題もまだまだたくさんね。」

 

 

 

「もう、真理は厳しいね。」

 

「みんなに頑張ってもらって東海地区大会に出ないと、選抜の道が開かれないからね。」

 

「そうね、うちらも気が付けば最終学年やからね。」

 

我が校最初(でおそらく最後)のN戦士である石井真理も、いよいよ最終学年となった。

 

彼女がどこまで成長するかも、ひとつの楽しみである。

 

石井真理(20230010)