秋大会初戦前に関係のない話で申し訳ございません。

以前から私のブログを見てくださっている方は、リアル監督が羊文学のファンであることはご存知だと思います。

本日、ZeppNagoyaまでライブを観てきました。

人生50年ちょっとにして初めてのライブです。

もちろん、好きなアーティストのライブなので良かったに決まってますが、その中でVocal&Guitarの塩塚モエカ言った言葉が印象的でした。

「勝手なイメージだけど、羊文学のファンて私達との関係が一対一だと思うの」

その意味を彼女は上手く説明できませんでしたが、その言葉はめちゃくちゃ腑に落ちました。

自分も上手く説明できませんが、「一」の反対の「多」を使って自分なりの解釈を説明してみたいと思います。

まず、アーティスト対ファンが「多」対「一」の場合。

よく羊文学はオルタナティブロックのバンドだと言われますが、羊文学のファンで彼女たちをオルタナティブロックだから好きという人はあまりいないと思います。

この分野の音楽だから、こういうジャンルが好きだからという理由でファンになった訳では無い。

好きなバンドはいくつかあって、その中の一つが羊文学だという人は少ないように思うのです。

逆にアーティスト対ファンが「一」対「多」の場合。

羊文学はmore than wordsがヒットしましたが、流行っているからだとか、仲間内で話題になっているからだとかいう理由でファンになった人はやはり少ないのではないかと思います。

言っちゃ悪いけど、そんなにメジャーなバンドというわけでは無いですしね(本人たちも羊文学のファンは少数派だと言っていました😊)

アーティストとファンの関係が一対一だということを端的に現しているのが、この日ライブに来たお客さんの層だと思います。

彼らと同年代と思われる若者が多かったですが、中学生かと思うような人もいたし、白髪の初老の人もいました。

金髪に染めている人もいれば、会社帰りのサラリーマンでスーツのネクタイを外したんだなと思う人もいました。

拳を振り上げたり、頭を揺らしたりジャンプするような人もいれば、じっと聞き入る様な人もいました。

男性同士、女性同士の友人らしい人たちもいましたし、恋人同士もいましたし、明らかに夫婦だろうという人たちもいましたし、絶対に親子(母娘)だろうという人もいました。

本当に多種多様な人たちが来ていましたが、圧倒的に多かったのが、自分も含めて「一人」で来ているファンでした。

アーティストとファンとの一対一の関係が強くて、誰かと行きたいというよりも一人で行きたい、そんなファンが多いのだと思うのです。

知ったきっかけも様々、ファンになった理由も様々でしょう。

でも誰かにつられて何となくとか、流されてよく分からないうちにとかいう感じでファンになった人は少ないのでは無いでしょうか。

長くなったのでここまでにします。

いつか機会があれば自分がファンになったきっかけを話したいと思います。

でも、とりあえず明日からは俺甲の話題に戻ります。

何しろ秋大会の初戦ですしね。

(自分が羊文学で初めて聴いた曲です)