検証の対象などについては、①を参照

 

 

今回は、攻撃・守備について。

 

以前、エラーは失点につながり易い?という記事で使用した方法を取ってみた。

 

 

ヒットは単打も長打も1出塁とし、エラーや四死球も塁に出たら1出塁として、出塁数当たりの得点を調べてみた。

 

これを強豪校と相手校で比べたのが下の表である。

 

 

かなりの差があり、簡単に言ってしまえば、強豪校はチャンスをことごとくつぶし、相手校はそれをものにすることによってジャイキリが起こったと言える。

 

WHIPがほとんど変わらない、出塁がほとんど変わらない中で点数に差がついたのは、そういう事なのだ。

 

そして、これは運による要素が大きい。

 

俺の甲子園には運の要素も大きくて、このデータはそれを如実に表しているように思う。

 

しかし、だからと言って、100%運だけでは無い。

 

勝てる確率を少しでも上げることは、様々な方法で可能なのだと考えている。

 

例えば打順。

 

セイバーメトリクスの考えで2番に最強打者を置き、1,2,4番を優先するのも一つの方法だろう。

 

また、走力も重要で、なるべく足の速い選手の前に足の遅い選手がいない方が、進塁の面でメリットがあり、その様な事を考えて打順を組むのも必要だと思われる。

 

最適解は各チームによって異なると思われるが、少しでも勝つ可能性を上げるために、打順は大切になってくるのではないだろうか。

 

もう一つ、今回の検証で感じたのは、エラーの重要さである。

 

以前にエラーが出ると失点しやすいというデータを出したが、今回の検討でもそうであった。

 

 

エラーは無しにすることは出来ないが、少なくすることは出来る。

 

守備軽視は思わぬしっぺ返しを食らう可能性がある事は十分に承知しておく必要があると思った。



今回、ジャイキリについて検証したが、ジャイキリを起こす方法あるいは防ぐ方法が判明したわけではない。


しかし、その確率を増やす方法あるいは減らす方法はあるように思った。


それを考えながらプレーするのが、俺校の醍醐味だと思う。