昨夜の出来事です
本当は 迷いました…
blogアップするのを…
動物の命の尊さを話題にしてたのに
理想とは かけ離れている現実との苦く辛い選択でした
昨年夏頃から 徐々に体調不良を訴え始めた実家の父と
そして飼い犬 ミミ
過去記事を読んでくださった方の中には
覚えてらっしゃる方もいると思います
要介護認定1から3に上がった父は
ホームドクターから 施設やホームに入所
すべき時期に入ってますと宣告
一人暮らしの父が居なくなれば
ミミをどうするべきか いよいよ
本腰を入れて考る時期になりました
我が家では このミミを受け入れるには
限界を越えています…
マンションの一室での飼育
既に1度クレームもあった現実から
目を背ける訳にも行かず…
遂に里親募集に踏み切りました
ジモティと言うサイトを見つけ
最期まで 看取って頂ける優しいご家族を
お待ちしています。の言葉を添えて…
1ヵ月以上前の事でした
昨夕 家から徒歩5分のペットショップに
フラリと足を踏み入れ
何を見るわけでもなく 只々店内をうろつき
ふっと見ると 3.4年生位の女の子を
連れた親子連れに遭遇
丁度その時は ガラスケースに入れられた
パピー達の前でした。
耳をそばだてる必要もないくらい
近くだったので 親子連れの家族の会話が
自然と聞こえてきたのです
わんちゃんを飼ったら 死ぬまで面倒を
見なくちゃならないんだよ!!
おやつだってわんちゃんの事でお金が係るから
食べられなくなるかもしれないよ!!
と、お母さんがお嬢さんに箴言です
いいぞ！いいぞ！お母さん♪
その通りだよ!!
命はただで済むものでは無いよ！
病院だって連れていかなきゃならない時もある!!
ご飯だって お金が掛かる!!
安易に飼ってしまって 後々
手放すことはしてはいけないの!!
お母さん 頑張れ!!
そんな思いで聞いていたのです
すると 目の前のビーグルの子が
処理されてないうんちをパクパク
お節介おばちゃんの私はお嬢さんを手招きし
見てごらん。
わんちゃんを飼ったら
こんな風な子も居るし うんちを食べないように ちゃんと片付けもしなきゃならないんだよ!!
と 話しかけたのです
と 話しかけたのですそんなおばちゃんの声かけに お母さんは
ほらねっ！大変でしょっ!?と…
そこから 長年付き合ったわん友さんの如く
色々なお話をしてたら
ホントは保護犬を探していたんです!!
実は 先月くらいにジモティと言うサイトで
柴犬のお婆ちゃん犬を見付けてメールしたんです!! でも、連絡がなくて諦めてたの…
えっ！それ何処の町？
うそっ？それ…
私なの!!
サイトからのメール確認しても
連絡が無いから 諦めてたのよ…
こんな偶然が重なり 今すぐ見たい!!と言うお母さんの言葉を 半信半疑で何度も確認した上で 実家に行くと…
ミミは少し遠慮がちに お母さんとお嬢ちゃんの手をペロペロと舐めて居ます。
お母さんは とても感激して
今すぐに連れて帰りたい!!
きちんと 名前も住所も電話番号も教えます!!
どうか この子を譲って下さい!!
お願いします♪
この申し出を断れば 次のチャンスがあるまで どのくらいの時間を要するかは 誰にも判らない
きっと これがミミにとって ラッキーな申し出
胸の中に 重くのし掛かる思いを振り切り
家の中で ベッドに横たわる父に説明し
了承を得ました
最後のサヨナラの挨拶を父と交わさせ
後日改めてお礼をしに伺う約束を取り交わし その日偶然にも出会ったその家族に
ミミを託したのです
それから 30分後 お母さんからのラインメール
子供達と遊び疲れて やっと落ち着きました＼( ˆ ˆ )／♡
ホントに こんな可愛い子を私達家族に託してくれて 有り難うございました♪(*´︶`*)♡
との 言葉を頂きました。
誰に何を言われても
父の元にあのまま置かれ
大好きな散歩もさせられず 満足な愛情も掛けられないまま 一生を過ごすなら
ミミのためだけを考えて
この子のこれからの犬生を優先させるべきなんだ！
そんな考えに変わりました
それと言うのも…
あぁ 私は40年もの年月を経ても
又 命を見捨てなきゃならないのか
当時 中学生の私は 飼い犬のボクサーを
両親の離婚後 何処かに棄ててこい!!と父の命令で 河川敷に置いてきたことを思い出していたのです
絶対君主の父の命令には 怖くて逆らえず
涙ながらに 棄ててしまった愛犬のバン…
棄てた行為を ずっとこの40年間
悔やんで居たのです
今回のミミの里親募集を 仲々踏み切れなかったのも
そんなことが思い出され
日常の生活に追われながらも 頭の片隅に
この悔やんだ過去の出来事があっての事でした
ごめんね ミミ
私が連れてこれれば
ミミには一番良かったのにね
幸せにするから！
と何度も何度も言ってくれた
新しいお母さん家族に
可愛がって貰うんだよ
本当に ごめんね
幸せになってね
