どうして前髪を切ってしまったのだろう。
きゃぴ
どうして前髪を切ってしまったのだろう。
アーチあさひ先輩です。
先日のステップライブありがとうございました。
星とれなかった(>_<)
ガチで悔しかったです。
次はとる‼
昨日は美容院に行きました。
ちょっと高い美容院に行きました。
オシャレヘアーにしていただきました。
とても気に入りました。
僕はテンションが上がりました。
お酒を飲みました。
たくさん飲みました。
更にテンションが上がりました。
テンションが上がった僕は
前髪を切りました。
ザクザク切りました。
やがて僕は眠りにつきました。
朝、小鳥のさえずりで目が覚めました。
それはもう爽やかな目覚めでした。
鏡を見ました。
絶望しました。
なぜなら髪型が気持ち悪くなっていたからです。
とても気持ち悪くなっていたからです。
戦後の子供みたいになっていたからです。
両親にも「変な髪型。」とご意見を頂きました。
腹を痛めて産んだ可愛い我が子でも、変なモノは「変」と言ってくれる両親に感謝の念を抱きました。
しかし
涙は堪えきれませんでした。
ポロリポロリと涙が溢れ出てきました。
泣き崩れる僕を、両親は憐れむ表情で傍観していました。
「泣いたって前髪は戻ってきやしないよ。」
両親の心の声が聞こえた気がしました。
いや、ハッキリと聞こえました。
僕は号泣しました。
気づけはアルバイトの時間が迫っていました。
僕も大人です。
いつまでも泣いてるわけにはいきません。
鏡に向かって「大丈夫。僕は強い子。大丈夫。」と何度も何度も言い聞かせました。
やがて涙は止まりました。
それと同時にある問題に気づきました。
泣き過ぎて、目が腫れていたのです。
しかし僕はすぐに解決策を搾り出しました。
「そうだ！前髪を下ろして隠せばいいじゃん！」
・・・・・・。
僕はまた号泣しました。
情けなかった。
自分の低脳さに吐き気がした。
自分の諦めの悪さに鳥肌が立った。
「もうあの頃の前髪はない。」
たったそれだけの現実を、僕はまだ受け入れることができていませんでした。
泣きながら自転車に乗ってバイト先へ
向かいました。
多摩川の河川敷を駆け抜けた。
風が強かった。
全身に風を感じる。
しかし僕の前髪が、風になびくことはなかった。
そんな僕の前髪とは対称に揺れる草花が、皮肉にも美しくみえた。
「あゝ、生きている。必死に根を張って、生きている。」
また涙が溢れ出てきた。
幸いな事に、バイト先につくころには涙はなかった。
照りつける太陽が、僕の涙を乾かしてくれたのだろう。
「もう夏かぁ。」
恐る恐る職場に入る僕。
そこには社員さんがいた。
僕をみるなり、普段ほとんど喋らない社員さんが口を開いた。
「その髪型、お笑いの罰ゲーム？」
・・・・。
「はい！そうです！」
僕は嘘をついた。
こうする他なかった。
そうでもしなければ、自分を保てなかった。
「嘘つきは泥棒の始まりだよ。」
と幼い頃両親が言っていた。
ああそうさ、僕は泥棒さ。
大事な大事な前髪を奪う、最低な泥棒さ。
常連のお客さんがみな僕の頭をみてくる。
口元が力んでる。
いいんですよ、笑ってくれて。
だってこれは罰ゲームですもの。
さぁ、笑って。
儚くも切り捨てられた前髪。
失って初めて気づく尊さ。
もういない。
その現実を受け止め、僕は進んでいきます。
次へ次へ。
目を閉じるといまでも聞こえる
前髪が揺らめく微かな音が。
PS.
ヘアバンドをすればなんとか誤魔化せるぜ！
告知！
明日はストリップライブです！
ストリップ
6月21日
場所・高円寺HACO
時間.19時開場 19時半スタート
出演．うおがめ座、タコス、康、トモロー、アーチ
チケット．500円
お待ちしております。
iPhoneからの投稿
どうして前髪を切ってしまったのだろう。
アーチあさひ先輩です。
先日のステップライブありがとうございました。
星とれなかった(>_<)
ガチで悔しかったです。
次はとる‼
昨日は美容院に行きました。
ちょっと高い美容院に行きました。
オシャレヘアーにしていただきました。
とても気に入りました。
僕はテンションが上がりました。
お酒を飲みました。
たくさん飲みました。
更にテンションが上がりました。
テンションが上がった僕は
前髪を切りました。
ザクザク切りました。
やがて僕は眠りにつきました。
朝、小鳥のさえずりで目が覚めました。
それはもう爽やかな目覚めでした。
鏡を見ました。
絶望しました。
なぜなら髪型が気持ち悪くなっていたからです。
とても気持ち悪くなっていたからです。
戦後の子供みたいになっていたからです。
両親にも「変な髪型。」とご意見を頂きました。
腹を痛めて産んだ可愛い我が子でも、変なモノは「変」と言ってくれる両親に感謝の念を抱きました。
しかし
涙は堪えきれませんでした。
ポロリポロリと涙が溢れ出てきました。
泣き崩れる僕を、両親は憐れむ表情で傍観していました。
「泣いたって前髪は戻ってきやしないよ。」
両親の心の声が聞こえた気がしました。
いや、ハッキリと聞こえました。
僕は号泣しました。
気づけはアルバイトの時間が迫っていました。
僕も大人です。
いつまでも泣いてるわけにはいきません。
鏡に向かって「大丈夫。僕は強い子。大丈夫。」と何度も何度も言い聞かせました。
やがて涙は止まりました。
それと同時にある問題に気づきました。
泣き過ぎて、目が腫れていたのです。
しかし僕はすぐに解決策を搾り出しました。
「そうだ！前髪を下ろして隠せばいいじゃん！」
・・・・・・。
僕はまた号泣しました。
情けなかった。
自分の低脳さに吐き気がした。
自分の諦めの悪さに鳥肌が立った。
「もうあの頃の前髪はない。」
たったそれだけの現実を、僕はまだ受け入れることができていませんでした。
泣きながら自転車に乗ってバイト先へ
向かいました。
多摩川の河川敷を駆け抜けた。
風が強かった。
全身に風を感じる。
しかし僕の前髪が、風になびくことはなかった。
そんな僕の前髪とは対称に揺れる草花が、皮肉にも美しくみえた。
「あゝ、生きている。必死に根を張って、生きている。」
また涙が溢れ出てきた。
幸いな事に、バイト先につくころには涙はなかった。
照りつける太陽が、僕の涙を乾かしてくれたのだろう。
「もう夏かぁ。」
恐る恐る職場に入る僕。
そこには社員さんがいた。
僕をみるなり、普段ほとんど喋らない社員さんが口を開いた。
「その髪型、お笑いの罰ゲーム？」
・・・・。
「はい！そうです！」
僕は嘘をついた。
こうする他なかった。
そうでもしなければ、自分を保てなかった。
「嘘つきは泥棒の始まりだよ。」
と幼い頃両親が言っていた。
ああそうさ、僕は泥棒さ。
大事な大事な前髪を奪う、最低な泥棒さ。
常連のお客さんがみな僕の頭をみてくる。
口元が力んでる。
いいんですよ、笑ってくれて。
だってこれは罰ゲームですもの。
さぁ、笑って。
儚くも切り捨てられた前髪。
失って初めて気づく尊さ。
もういない。
その現実を受け止め、僕は進んでいきます。
次へ次へ。
目を閉じるといまでも聞こえる
前髪が揺らめく微かな音が。
PS.
ヘアバンドをすればなんとか誤魔化せるぜ！
告知！
明日はストリップライブです！
ストリップ
6月21日
場所・高円寺HACO
時間.19時開場 19時半スタート
出演．うおがめ座、タコス、康、トモロー、アーチ
チケット．500円
お待ちしております。
iPhoneからの投稿
ドリーム
お久しぶりです。
アーチ斎藤あさひです。
誰かがいつのまにか勝手に撮っていた写メです。
自然体の僕です。
更新の期間がかなり空いてしまって申し訳ありません。
スマートフォンにしたため全くやり方がわかりませんでした。
久しぶりすぎて、何から書けばいいのかわからないので
今日一緒に競馬をして
一緒に大敗した親友
クチタマ80望月くんから来たメール本文を
そのまま載せます。
メール本文
［競馬はクソつまらんという見解に至りました。
そう、博打は身を滅ぼすのです。
給料日まであと二日、なけなしの五千円がほんのわずかな時間でチリになりました。
人は欲をかくと気づけば何も手にできない。買う前は大きな大きな夢を抱いていました。
もしかしたら今日一日で大金を手に入れ、明日にはバイトをやめ、芸人という職業も娯楽としてやっていけるのではないか、某知り合いの芸人AーチのAさひくんにおいては今日の勝ち分で馬を買って馬主になるという夢まで抱いていました。
そんな夢も終わってみれば糞の足しにもなりませんでした。
もう、人生という名のG1レース中に落馬した僕らはゴールする事も、いや、レースを再開する事すらできないのです。これが現実なのです。］
面白過ぎ。
このメールへの僕の返信も
良ければご覧ください。
返信本文
［貴重なご意見、有難うございます。
・競馬はクソつまらんという見解に至りました。
A.これはあなた個人の見解であり、否定はしません。しかし、もしもあなたが今回勝っていた場合も、同じ事が言えましたか？
そう、博打は身を滅ぼすのです。
A.博打が身を滅ぼすのではなく、身が滅びた人間が博打に溺れるのです。
給料日まであと二日、なけなしの五千円がほんのわずかな時間でチリになりました。
Ａ.そのわずかな時間で、大金を手に入れた人間もいます。なけなしのお金の大切さに気づけなかったあなたが「チリ」です。
人は欲をかくと気づけば何も手にできない。
A.欲をかく事は決して悪い事ではありません。欲が強欲になることがイケナイのです。
買う前は大きな大きな夢を抱いていました。
A.身の丈にあった夢を抱きましょう。
もしかしたら大金を手に入れ、明日にはバイトをやめ、芸人という職業も娯楽としてやっていけるのではないか、
A.「芸人を娯楽でやりたい」そのような気持ちを抱く芸人が人を笑わせる事ができるのでしょうか。笑わせるではなく、笑われるのがオチでしょう。
某知り合いの芸人AーチのAさひくんにおいては今日の勝ち分で馬を買って馬主になるという夢まで抱いていました。そんな夢も終わってみれば糞の足しにもなりませんでした。
A.その夢・・・いつか必ず叶うでしょう。
もう、人生という名のG1レース中に落馬した僕らはゴールする事も、いや、レースを再開する事すらできないのです。
A.諦めたら、そこでレース終了です。
これが現実なのです。
A.はい。
解答者．未来の大馬主］
いかがでしたか？
いつかふたりで万馬券当てて
幕張メッセで単独ライブやります。
また更新します。
オマケ
最近読んだ本
素晴らしかったです。
iPhoneからの投稿