忘れてはいけない大切な事でも、バタバタしているといつの間にか忘れてしまう…
なので、いつもカバンの中には本が入っています
『修養』著者:新渡戸稲造
『菜根譚』著者:洪自誠
『弓と禅』著者:オイゲン・ヘリゲル
さらっと紹介させていただきますと
修養の著者、新渡戸稲造氏はひとつまえの五千円の人ですが…
何をしたのか知らない人が多いと思います(僕もそのひとりでした)
江戸時代の終わりごろに生まれ、昭和の初期までの激動の時代を生きていられて
国際連盟の事務局次長を務めたり、国際結婚をしたりと
外側からも日本を見つめたうえで
先の見えない世の中をどうすれば生き抜いていけるのか?
精神的な部分だけでなく、どのように向き合って行動していくのかが
実践的に書かれている本です
この本を読んでいると、自分は日々の頑張りが足りないし
いろいろな面で甘いなぁ…そう思わされます
今と違う仮名使いで書かれているので、ゆっくりとしか読めないのですが
昔ながらの表現や漢字を知る事ができる面白さがあります
・菜根譚は中国古典でインターネットで取り上げられていたのが読むきっかけでした
戦乱で荒れていた中国の明代末期(1600頃)に「何を信じて生きていけばいいのか」
と不安を抱えている人に向けて書かれた本です
ちなみに“菜根”とは野菜の根っこの事で
1:野菜の根は堅くて筋が多いが、苦にせずよく咬めば世の中の真の味を理解できる
2:「菜根」が粗末な食事を象徴していて、貧しさをいとわない清貧の暮らしを良いものとする
等の意味があります
つらい時、うまくいかない時の考え方、心の在り方を学ぶ事が出来ます
・弓と禅はドイツ人の著者が弓道を通じて禅を学んでいく過程が書かれていて
ここで書かせていただいた“禅”とは今に集中して無心になる事です
弓によって矢を射ようとするのではなく、無意識によって弓を引き
来るべき時が来ると自然と射られる
そのような状態に至る為の精神状態、体の使い方を学んでいく過程が書かれています
弓道とは違うのかもしれませんが、治療にはこのような姿勢で向き合いたいですし
気持ちがブレてしまいそうな時は自分の方向性を正してくれます
読書をしている時によく思うのが
立場や環境によってどんな風に考えて、行動するのが良いのかは違ってくるから
色々な本を読んでいると、より良い方向に進めるのでないだろうか?
昔から読み継がれている本は「これは良い本だ」と思う人が多いから
残っているんだろうなぁ
著者が時間をかけて考えた事、学んだ事、経験した事のエッセンス、要約を
短い時間で知る事が出来る。これって凄い事なんじゃ…
歳をとったり、環境、立場が変わると同じ本を読んでも感じ方が違って面白いなぁ
等々です
新しい本を読んで色々な事を吸収したいけど、
昔に読んだ本は忘れているかもしれないので読み返したいし
治療の知識や技術も向上させたい、家族との時間も大切にしたい
…
いろいろな事を成り立たせるのは難しいです
歳をとると体力が落ちたり、記憶が衰えるのは間違いないので
勉強したり、練習したりしても効率が悪くなっていくと思います
だからこそ、毎日どのように過ごすかはとても大切ですね

