平均寿命のからくり 日本は健康長寿国か?! | 天使の子「あさひ」

平均寿命のからくり 日本は健康長寿国か?!

現代の日本、食は乱れ、石油製品にあふれ、環境汚染、薬による対処療法、そして放射能等、多くの問題を抱えています。

ただ、そんな話をするとき決まって、持ち出されるのが

「でも、日本は、世界一平均寿命が長い」

そこで、自動的に、環境もまだまだ大丈夫、医療業界も問題ない、食べ物や製品もそれほど悪くはないんだ・・・と説得力を持つ言葉「長寿国」にひれ伏す。

はたして真実は?

まずはっきり言えることは、「平均寿命が長い」事と

1) 健康長寿とは、全く関係がないこと
  (これは普通でも理解しやすいですね)

2) 実際に、長生きしているかどうかも疑わしいこと
  (これは普通は、平均が長いのだからやっぱり長生きしてるのでしょうと疑問でしょ)


まず、1) については、単純

日本は確かに医療技術が発達*し、健康かどうかは別として、死なずに生きながらえるための技術レベルは高い。(*ただ医療の考え方は、他の先進国に比べ30年遅れていると言われている。対処療法をいまだにメインとしていることは時代遅れ)

そして、健康医療制度も世界的に保護は厚い方なので、医療サービスを受けやすい環境にある。

これらは、長生きする要因にはなる。ただし、同時に病人や未病の人口は、多いのでは?


さて、本題は、2) の本当に長寿なのか?

まず、基本的な話ですが、

「平均寿命」とは、「0歳児の平均余命」のことを指します。

何が違うのか?

平均余命とは、それぞれの年齢に達したとき、あと何年生きられるかを、過去の死亡率からあてはめ予想するものです。

ただし、実際には、過去に亡くなった方と、今生きている方の生活環境は全く違う可能性があります。過去のデータを今現在生きている方にあてはめる事自体、あまり意味のないことではないでしょうか? 日本における、様々な健康を左右する条件は、どんどん変わっており、事実悪化しているといえるのではないでしょうか?

なので、今まで長く生きられたから、今生存している人も長く生きられると言い切ることには、まったく根拠がない数字と言えましょう。

さらに、では実際に本当に長生きしているのか?

これには、「乳児死亡率」が大きく関係します。

たとえば以下を見てください。(極端な例ですが)人口が4人として考えます。

A国 4名が100歳まで生きる 平均寿命 100歳

B国 3名が100歳まで生き 1名が1歳にならずに亡くなる 平均寿命 75歳

C国 2名が100歳まで生き 2名が1歳にならずに亡くなる 平均寿命 50歳

どの国も100歳まで生きられる生活環境はあるようですが、乳児死亡率が高いと、平均寿命は、ぐっと下がってしまいます。

ところが、見方を変えて、乳児死亡の問題と、その国の生活環境のレベルや健康の指標とを別に分けてみてみると。

乳児死亡を除外する、たとえば「1歳の平均余命」というデータでこの3ヶ国を比べると、

3ヶ国とも、平均余命 99歳(またはそれ以上)という結果が出ます。


そうなんです。

さらに、最初の設定を以下に変えてみます。

A国 4名が100歳まで生きる 平均寿命 100歳

B国 3名が110歳まで生き 1名が1歳にならずに亡くなる 平均寿命 82.5歳

C国 2名が120歳まで生き 2名が1歳にならずに亡くなる 平均寿命 60歳

ただし、乳児死亡を差し引いた、「1歳の平均余命」でみると。

A国 99歳、 B国 109歳、 C国 119歳 (又はそれぞれそれ以上)と 
長生きの順序が逆になります。


どちらの国が長生きする国だと考えますか? 

乳児死亡を差し引いた方が、一般的に
平均寿命を見て知りたいと思う情報
(長寿の目安、もしくは、健康の目安等)の
イメージに近いのではないでしょうか? 


日本は、世界でも最高水準の「乳児死亡率」の低い国です

(日本は、かつては、0歳児で死亡する確率は、15%位でした。しかし、現在は、0.5%まで下がってます。現在まだ多くの国が、15~20%の乳児がなくなってます)

それが理由で「平均寿命(0歳の平均余命)」が他国と比べて高くなるのです

当たり前です。

そしてこれはもちろん悪いわけではありません。乳児死亡率が低いのは、望ましいことです。

ただし、この事をもって、日本は、長寿国だ、健康な国民だと言ってしまったら、全く根拠がないと言わざる負えません。

ましてや、乳児死亡率の低さも少しからくりがありそうです。

医療技術が発達していない国では、技術が低いために、乳児を死なせることも多いかもしれませんが、逆に、奇形児や染色体異常の子を事前に発見し、生まれないようにすることもしません。結果、生まれて間もなく死亡する人が多いと言えます。生まれてすぐ死ぬのはかわいそうですが、実はそれはとても自然な事だと思うのです。

何が自然ではないかというと、たとえば今の日本の状況

日本は、出生前診断が進み、人の勝手な判断で、生まれている赤ちゃんの価値を判断し、また育てる方の都合で、産むか殺すかを決める事ができる機会が増えました。

結果、生まれてきてすぐ亡くなってしまうような赤ちゃんが生まれてくること自体少なくなっているといえるのではないでしょうか? (乳児死亡率を下げている)

また、逆に、母体の環境が汚染され、あまりに悪くなっているため、生まれずに、流産、死産のケースも増えています。
これは逆に、妊娠に対して、乳児死亡率を下げる原因にもなってます
(事実日本では、母子手帳の配布数の半分しか出産していません)。

日本は、乳児死亡率の低さは、医療技術の進歩の恩恵もあると思いますが、一方、本当に元気な子しか生まれにくい環境になっているのでは?

日本の平均寿命の高さは、乳児死亡率の低さを表す数値としての目安としてしか意味をなさないと思います。


世界の平均寿命ではなく、「 1歳の平均余命 」もしくは「 3歳の平均余命 」で比較したデータがあるとわかりやすいと思いますが、なかなか見つかりません。

皆さん、データをもし見つけましたら、是非、教えてください。



さて、日本の平均寿命も 世界一でなくなりましたね
(2011年、女性が25年間世界1位だったのが2位へ、男性が、4位から8位へ)

厚労省の見解では、311の震災と自殺の低年齢化が原因とみているようですが、
それだけでしょうか?・・・

さらに、平均寿命(0歳の平均余命)をあげたいのか? 
今、出生前診断を強化する動きが出ています。
これが義務化されると、さらに、染色体異常児や胎児に何か問題があると疑われた場合のおろしてしまう確率が増えてしまう可能性があります。
そして、乳児死亡率もさらに下がり、結果、平均寿命もさらに延びるということです。

何か大切なものを失い、目的がずれて言っているような・・・

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