デ・ニーロの映画ですから観ないわけにはいかないのです。
↓カジノ
映画を観始めてすぐにあれ?観たことあるなあと思いました。大昔にビデオで観たのだと思います。スクリーンは初見なのでそれもまたよし。
スコセッシの映画はあふれんばかりの情報が魅力です。冒頭から延々とラスベガスのカジノ事情を流します。独白者がどんどん変わっていくのも面白い。シャロンストーン演じる若く美しい妻をもって何が不満かと言えば妻はダメ男に未練がたっぷり。住まいは豪華で妻を金品で飾り立てても絶対的に足りない。妻に愛されてない男の悲哀を感じます。
ものすごいのが登場人物全てが悪人と言うことです。より悪いか、マシか、しかない。彼らの価値観はカネだけです。傑作です。スカーフェイスに通じるものがありました。
2024年通算192本目