40代は子育てに必死、50代でこれから先の生き方を考え、何かの資格をと「学び」三昧。



起業ブームも重なって、その学びを元に講座を開く人々が続出。

かくいう私は、「こんなに薄い知識で人様からお金を頂くなんて出来ない。」という固定観念を強く持っていました。

「学ぶ」事自体で満足する人、「学んでる自分に」安心する人、「学ぶ」事で自分の価値を上げたい人。


60歳を過ぎた頃、新聞に「年を取ったら、講座にお金をかける事は止めましょう。」という記事が載っていました。

私がちょうど感じ出した事とマッチしていて、びっくり。

世間では、「アクティブに老後を暮らしましょう。その為にはいつからでも何かを始める事は出来ます。」なんて、お決まり文句を耳にしますが、年金暮らしって、誰もがそんなにお気楽ではありませんし、何かを始める事って、体力や気力がいります。

だからって、大人しくしていなさいって話しではありません。


若い時と同じ乗りは通用しないと言う事。

寧ろ、今までに経験した事をちょっと掘り起こすのが楽しいのでは。




昔から楽器演奏が大好きでした。

自宅に眠るピアノを少し弾いてみたら、まだそれなりに手が動きました。


それこそ、レッスンなんかに通うのは必要ありません。年金の無駄遣い。


上手い下手を競う訳でもなく、ただ、自分が楽しければ良い。


今、自宅の部屋に音楽室を作ろうと思っています。

新しいものばかりを追うのは止めると、案外、自分の中に可能性って眠ってるのだと気づきますね。