FXの固定観念は絶対に捨てるべきという話です。
外国為替相場の先行きを予想する人がたくさんいます。
その中でもロイター通信などにレポートを寄稿するエコノミストなんて職業もあります。彼らは銀行や証券会社のサラリーマンであり、相場のプロのはずです。
しかし、彼らは面白いほど予想が外れるのです。
なぜでしょうか。
例1
野村証券の池田雄之輔氏。チーフ為替ストラテジスト。
2016年のドル円は年初から下落基調でしたが、
2月、日銀がマイナス金利政策の実施を発表。
これを受けてドル円は一時122円まで上昇しました。
池田氏は、ここぞとばかり「ドル円は125円へ上昇するだろう」という内容のレポートを発信しました。
しかし、ドル円が120円台をつけたのはたった三日で、その後ふたたび下落トレンドに戻ったのです。
ドル円が下がっているのにロイターにはその記事が掲載され続けたままで、それはもう可哀想だったほどです。
例2
みずほ銀行の唐鎌大輔氏。国際為替部チーフマーケットエコノミスト。
この方はEUとユーロの専門家で、書籍も出されています。
みずほ銀行の月次レポートでユーロ相場の予想を発信するのですが
「EUは貿易黒字なのだから、上昇するはずだ」という持論を貫いています。
しかし、実際には、ユーロは毎月毎年上がり続けるはずもなく、
上がったり下がったりを繰り返しているのです。
だから下落すると「現在の下落は一時的で、いずれ上昇するだろう」という論調ですし、上がれば「やはり予想通り上昇した」と言うのです。
実際に取引しない予想屋さんなら被害はありませんが
自ら投資しようという個人プレイヤーが彼らの言うことを聞いたら痛い目にあいます。
他にも三菱UFJ銀行の内田稔氏は、ドル円の値動きに関係なく常に「これから円高になる」としか言いません。
彼らは、相場の値動きよりも、アメリカや日本を始め世界の経済をたくさん勉強しているのでしょう。
そして、貿易黒字だとか、マイナス金利政策だとか、いった難しいことを考えたあげく「円安OR円高に違いない」という自分の結論に至ったら、もうその考えを改められないのです。
でも、投資家は、固定観念を持っては勝てません。
いつでも相場の値動きに従い、上がるか下がるかは自分が決めるものではないということを肝に銘じなければならないのです。
