交流分析
心理カウンセリングの療法のひとつに、交流分析というものがあります
対人関係、コミュニケーションの取り方などで悩んでいる
場合に多く用いられる、「いま、ここ」を大切にする療法です
“時間の構造化”の親密さ
他者と関係を深めていくと、お互いが心地よく、楽しい時間を過ごすことができるようになります
これが「親密さ」です
お互いの価値観や存在自体を承認しあうコミュニケーションで、関係を強化・維持できるものです
職場や友達関係だけではなく、パートナーやご夫婦、お子さんともこの関わりの時間を多く持つことで、良い関係性が築けますね
お仕事上の人間関係では、「親密さ」だけの時間をとることは現実的でななく
信頼性にも欠けてしまうので
「儀式」や「活動」「暇つぶし」といったコミュニケーションの時間を
過ごすことも必要です
人生態度
他者と関わるときに、どのような考え方を持っているのかで
言葉一つとっても選び方や言い方が変わったりします
それはそのまま、受け手の印象にもつながり
さらにその人の考え方と、その時の印象から感情(認知)に影響を
及ぼし、言葉や行動となってあらわれ
自分に返ってきます
この、基本的な考え方を人生態度といいます
人生態度は、3歳~7歳ごろに出来上がるといわれ
それまでの養育者や深いかかわりのある大人との関係から
他者とのふれあい方を学んで無意識につくられるものです
①自己肯定・他者肯定 自身を受容し、他者と共に認めあえ、喜びあえる
②自己肯定・他者否定 自分の方が勝っていると感じ、相手に対して攻撃的
③自己否定・他者肯定 自分の方が劣っていると感じ、心配や後悔が多い
④自己否定・他者否定 他者に疎外感を抱き、絶望感・劣等感を抱く
ご自分はどの態度を取ることが多いですか?
豊かな人間関係を築けるのは・・・
自己肯定・他者肯定ですね
それ以外の態度は、自分か相手が不快な感情を持ち
苦痛で身も心も動くことが辛い状況です
認知のゆがみもそうですが、人生態度も幼少期に無意識のうちに
身についていた考え方です
それをすぐに変えることは、出来ません
でも、自分がどの状態なのか、どんな傾向があるのかを知ることは
とても重要なことで、すべてはここからしか始まらないです!!
自分に何があるのか、どんなものを持っているのかが分からないと
本当に欲しいものは見つからないです
感覚的にすることも時には必要な場合もありますが
自分の違和感を感じなければ、人は成長しません
自己を深めるためにも、自分の棚卸作業をして
あらためてお子さんやパートナーさんと向き合ってみると
新しい気づきがあるかもしれません!