阿佐ヶ谷市民講座                           
2月17日(木)18時30分~ 会場: 杉並区立産業商工会館

テーマ:福島原発訴訟の意義と現状
       3.11から11年目の福島を知る
 

■講師 村田 弘 さん      
 (福島原発かながわ訴訟団・団長)

●福島原発事故から11年目。国と東電は「福島復興五輪」なるものを強行し、もはや原発事故は収束したかのように内外に喧伝してきました。
しかし原発事故は何ら終息しておらず、いまだ5万人を超える県民が避難を余儀なくされており、いまもなお住民の被曝は続いています。さらに汚染水の海洋放出が強行されようとしており、また東電のずさんな原発管理の実態が次々と明るみとなり、厳しい批判が巻き起こっています。さらに避難指示を解除し、住宅の無償提供や補助を打ち切り、帰還を強制しようとしています。
●これに対し、自らも避難生活を強いられている講師の村田弘さんは、国と東電を相手にその責任を問い、損害賠償を求める福島原発訴訟を闘い続けてきました。
「訴訟の一審判決は、原発事故に対する国の責任を認めたのに、国側は『責任はない』と認めていない」「福島の原発関連死は自殺者を含めて2300人を超えた。国の責任をはっきりさせないかぎり、本当の意味の被害者救済策は出てこない」と村田さんは国の責任を厳しく追及しています。まったくその通りだと思います!

 村田さんに福島の11年目の現状と原発訴訟の現段階と意義について話していただき福島の現実としっかり向きあっていきたいと思います。

 

《 村田 弘(むらた ひろむ)さんのプロフイール 》  
●元朝日新聞社の記者。定年退職後、故郷の南相馬市小高区で農耕生活を営んでいたところ、福島第一原発事故により、避難を余儀なくされました。  
●現在は、家族とともに横浜市に避難している。国と東電の責任を明らかにし、生活とふるさとを奪われた損害の回復を求める「福島原発かながわ訴訟原告団」の団長として、横浜地裁で闘っています。  
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■主催  阿佐ヶ谷市民講座実行委員会                  
■参加費 800円(学生400円)                   
■会場 杉並区立産業商工会館(杉並区阿佐谷南3-2-19) /03-3393-1501
■連絡先 東京都杉並区今川4-23-15-205(阿佐ヶ谷市民講座実行委員会)
 ●直通電話: 090-8080-6860          
■メール asagayashiminkouza@yahoo.co.jp ■ブログ http://ameblo.jp/asagaya-kouza