水や空(2024・7・27・土・晴)

      ◎何年かぶりに本棚から取り出し、読み返した。「絶歌」。神戸市の神戸市の連続児童殺傷事件の加害者が書いた本だ。著書名は「元少年A」▲犯行を描写したシーンは何度読んでも怒りを覚えるが、社会復帰した後の煩悶の日々もつづいている。「必死になって、地べたを這いずり、のたうち回りながら、自らが犯した罪を背負って生きられる自分の居場所を、探し求めてきました」▲それでも、社会で生きられる方法を見いだせず本の遺族の怒りを買った少年怒りを買った少年A。世間は彼の更生に懐疑的な視線を向けた▲彼女にはどんな人生が待っているだろうか。佐世保市の高1女子同級生殺害事件から10年。当時15歳だった加害少女は、収容されていた医療少年院での治療と矯正の日々を終える▲被害生徒に対し、文字にするのもためらわれる残酷な行為に及んだ少女。自らの罪を今どう受け止めているのか知るすべはない。殺人や人体への異常な関心は消えたのかどうか▲かって取材した医療少年院の医師の言葉を思い出す。「社会にはどこか、完全な治療と公正を求める空気があるが、医療少年院に『特効薬』はない。割り切れない思いと、償いや贖罪(しょくざい)に向き合って生きてほしいという思い。二つの感情が同居する。

 

    一枚の空百枚の青田かな (雲ひとつなき一枚の青い空、青々とどこまでも続く棚田、自然の大景と人の手によりつくられた棚田とが相まって眼前に広がる。その美しさは、その場に立たないとわからない。平明に自然と人の営みが詠まれている。)

 

      アセアセ(入道雲が見えれば、夏休みっていう感じね。もこもこした入道雲、青い空、ギラギラした太陽、お昼過ぎには友達と水辺に泳ぎ(水浴び)に行っていました。ため池は、危ないから兄達がおる時、後は何時もは水が少ない川の水たまり、ここは水が冷たいから、体が冷え切って唇が黒くなる、焼けた大きな石の上が気持ちいい位、何時も5~7人ぐらいはいたよ。大きい子も小さい子も、今なら絶対危ないからダメだよね。)晴れ