イベントの帰り、久しぶりの友達が私の飲みたいと言ってきた。

一緒に行った友達は

「行っておいでよー」

って言ってくれて、

私は一緒に行った友達と別れて、

その友達たちと飲みに行った。

 

3件くらいはしごして、結構夜もいい時間になってきたころ、

その友達は私に

「ねー●●さんと、どうなってるのよ?」

って聞いてきた

「え?何の話?どうもなってないよ?」

私は答えた。

 

「ちょっとやめてくださいよ。俺、知り合いじゃないですか?怖い!怖い!」

後輩が、笑って言ってきた。

 

友達は

「だって、見た人いるよ。付き合ってたんでしょ?

隠し切れないって!」

しつこかった。

「何度かご飯は行ったけど、別に、特別にいうことはないよ」

後輩が

「やっぱあの人、プレイボーイなんだー」

って言ってた。

 

どうでもいいけど、自分の蒔いた種だし

もう、認めてもいいかなとかも思った。

でも、

「別に、何もないって」

って言うしかなかった。

ほらね。自業自得。

他にもそう思ってる人、きっといるよ。

酒のつまみにされたり、

あの女、とんでもねーなって

悪口言われている可能性もあるよね。

 

これが不倫。

どんなに相手のことを好きで、

まじめに思っていた時期があっても

普通の好きな人がいたときみたいに

「一緒に居られてよかったね」

なんて誰も言わない。

 

面白おかしく詮索してくるか、軽蔑するか、知らんぷりするか

もしくは、陰で噂するか。

いい事なんて何もない。

でも、そういうことを、自ら選んでしていたのは私。

誰でもないね。

 

だから、言われたって仕方ない。

でも、ごめんね。

嘘をつき続けるしかできない。

 

不倫はよくない。わかってたのにしていた。

自分のしたことだから、

もう大人だからね。

 

私は、自分に都合よく、前向きに

「もう終わったんだしなかったこと」

にしようとしてる。

だけど、周りはそうではない。

 

これが不倫。

家にあった、不倫していた彼の荷物を、彼の大きなカバンにまとめた。

やるまでめんどくさかったけど、やり始めたら、別にサクサクと。

スーツケースいっぱいくらいだった。

あんまりなかったね。よかった。

 

で、詰めたはいいけど、割と大きいし、なんとなく、部屋の隅にそのまま放置してた。

 

私はこの前、友達のイベントに出かけた。

久しぶりの友達、よく合う友達、いろんな友達がいて

私はすきっ腹にお酒を飲んだせいもあって

そこそこいい気分だった。

 

バーカウンターのところで、友達と向かい合って話してたら、

向こうから、不倫をしていた彼がやってきた。

いそいそと入ってきて、入り口から会場に入っていった。

 

私には気が付いてなかったと思う。見えてたとしても、見えてない風だった。

それでいい。

 

彼のことを見て、正直、もう何も感じなかった。

ただの、小ぎれいにしているおじさんだった。

別にかっこよくもかっこ悪くもない。小ぎれいにしている、おしゃれなおじさん。

その時は、(家に帰ってるのかな)とも考えなかった。

 

一緒に行った友達が「中に入ろー」って私を迎えに来た。

「うんいいよ」

って中に入ったら、すぐ、彼がいた。

たぶん、その時は彼も気が付いたと思う。

 

でも、人もたくさんいたし、私は友達といたし、別に挨拶をするわけでもなく

そのまま、友達と中のほうへ行った。

 

気が付いたら、もう彼は居なくなっていた。

「さっき、●●さん(彼の名前)いたでしょ?」

って誰かがいった。

「そうなんだー。会いたかったなー」

しれっと私が言った。

(ぜんぜん会いたくないし、いたの知ってたし)

 

お互い何も話さず、目も会わさず。

向かい合うタイミングが来れば、いつか、きっと向かい合うんだろうね。

話す必要が来れば、話すこともあると思う。

 

誰にも言ってない不倫だから、普通にすればいい。

必要以上に近寄りたくもないけど、必要があれば無理にさけない。

 

 

次の日、私は家にある彼の荷物を持ってコンビニに行き、彼の事務所へ送った。

なんの感情もわかなかった。言われた金額を払って、

荷物がコンビニの店員の若者の手に渡り、

「ご指定の日時ありますか?」

と聞かれ

「ないです」

と応え、

「かしこまりました」

と、指定なしに〇をしている店員さんに

「お願いします」

と言って、終了。

 

あっという間に終わった。

不倫が終わるみたいに、あっという間だった。

 

これで、すべて終わり。荷物もなくなった。

あとは、スマホにある画像でも消していこうかね。

 

 

 

 

 

 

こんなブログを立ち上げておきながら、なかなか不倫を辞められず、闇のような日々をすごしていた時のこととそして今思うこと。

不倫を楽しんでいて、別に苦しくもないし、お互いがOKなら、問題ないよね。
と思っている人や
不倫をしてる女なんてくそ。されたほうの身にもなってみなよ。汚い女め!(ごもっともですが)
と思っている人には、ばかばかしい話かもしれませんが。


私はもともと不倫がしたかったわけじゃない。
都合いい話かもしれないけれど、本当に本当だ。
普通だったら、家族のいる人のことなんて、はじめから好きになんてならない。
これもどう考えても、普通にまっとうで、私もそうだった。

なのに、私は家族がある人を好きになってしまった。
いくら家に帰ってなくても、離婚をすると言っていても、不倫は不倫だ。
それ以上でもそれ以下でもない。

だから、久しぶりにできた、とても好きな人のことを私は誰にも言えなかった。彼は、私に愛してるとたくさん言った。やりたいだけで、会っているとは思えなかったし、旅行やおでかけもたくさんした。

どんなに仕事が大変でも、ちゃんと相手をしてくれていたし、毎日うちに帰ってきてくれて、一緒に寝た。

彼が結婚さえしていなければ、普通のカップルと同じようなことをした。
だけど、彼は結婚していて、それが、普通のカップルではしない、気の使い方や、けんかの原因になって、そのクサクサしてささくれだった気持ちを、普段は見て見ぬふりをすることで、彼と一緒にいることを正当化していた。

ちゃんと付き合えない。
これが、私にとっては、つらかった。
そしてそれ以上に、どうして、こんなことをしてしまっているのだろう。この人の帰るべきところは、ここじゃないのに。
と、不倫なんてしている自分が、本当に嫌だった。

友達夫婦と遊んで、子どもが私になついてくれる。
姪や甥が、何も知らずに私の膝に入ってくる。
父と母がこの年になっても独身な私を、やさしく受け入れてくれる。
夫の浮気で悩んでいる友人に相談をされる。
友達が、普通に出会った彼氏と付き合い、そして結婚していく。

そんなごくごく普通のシチュエーションを、私がすごく汚しているような罪悪感があった。

なのに、彼と会うことを辞められなかった。
誰にも言えない。本当の意味で自分が1番になんてなってない。
そんなのわかってるよ!でも、こうやって仲良くしていたら、いつかは彼とちゃんと付き合える日が、堂々と一緒に居られる日が来るかもしれない。
なんて、意味不明なことを思ったりしてた。

彼の家族はどう思っているんだろう。どうして、帰ってこない彼を本気で連れ戻しに来ないんだろう。きっと、夫婦関係が破綻してるんじゃないか。
なんて、自分に都合のいい解釈をしたりした。

自分の家族も大切にできないような人が、そこと別れて、私のことろへ来たところで、きっと私のことだって大切にしてくれるわけがない。
現に今、彼は誰のことも幸せにしていないじゃないか。

けんかしたり、気まずい話になると、「もう会わない」と言い出す彼を心底
めんどくさいやつ
女々しいやつ
バカみたい
と思った。
彼劇場に一晩付き合えば、彼は「やっぱり、一緒にいよう」っていう。
もう、それも知っていた。

その彼劇場の主人公はもちろん彼で、彼は彼の都合で生きている。
そして、それの舞台を見ているのは私で、彼の舞台には不倫をしている以上は上がれない。

だから、私は(明日も仕事なのに、またこれか)とうんざりしながらも、彼と一緒にいられるならと、その彼劇場に朝まで付き合う。
ウトウトして、半分話なんて聞いてないときもあった。
でも、隣に座って、うんうん。そうだね。
と相槌をうつ。これで、ちょっとした「もう会わない」はだいたい回避できていた。


どうしてこんな思いまでして、しかも、会ってたって、付き合ってるわけじゃないのに、なんで、私はこんなことを続けているんだろう。

何度も自問自答した。
でも、彼と仲良くなって、一緒にいて、楽しい時間を過ごし始めると、そういうことは後回しになって、そして、ズルズルと、不倫を続けていた。


現に一度離れたときに、つらくて、つらくて苦しかったから、私はもう、好きな人とうまくいかなくても、一緒に居られるだけいいと思っていた部分もある。

やめたい。って思ってても、そんな気持ちが渦巻くと、目の前の彼を優先して、結果、なにも変わらずに、過ごしていた。

そして、心のどこかで思っていた
不倫は、自分から絶対にやめてやる。ただでさえ、付き合えてないんだから、ここは私が終わらせたい。

と。
彼劇場の「会わない」で終わらせるのだけは絶対に嫌だった。


だから、私は、ふと自分のことを心底「本当に最低な奴」だと思えたときに
自分から、彼に終わり宣言をした。

彼にとっては、鼻くそほどのダメージもないかもしれないけれど、私には、自分から終止符を打つことが必要だった。
そして、やめた今、どんなに寂しくても一人でも、彼のSNSで彼の顔をみて心臓が「ドス」って重く痛いときがあっても、後ろめたさもなく、スッキリとしていて、あの時に感じていた、さみしさとは全然違う。

心から思う、

本当に、不倫、終わりにしてよかった。

私の場合は100%ないけれど、もしも、本当に彼が私を愛しているならば、次は、不倫ではない形で、きちんとしてくれるはず。だけど、それには、家のローンや権利、子どもとのことやもろもろの手続き、そんないろいろなことを乗り越えなければいけない。
なにより、家族という一つの形を終わらせないといけない。それに、奥さんは、彼になにか嫌なことをしたのだろうか?してないよね。そんな人を、あっさり捨てるような人だったら、それはそれで問題だよね。
今のままの生活をどこかで担保しながら、自分勝手に、別居という形で、今目の前にいる、好きっぽい女(私)と、一緒に恋愛のようなものをしていただけだから。
どんなにいい事言ったって、不倫という形にしている男なんて、みんな、そう。
そして、そんな男と一緒になって不倫している女なんて、本当に最低。


だから、不倫をしててつらいなら、不倫が苦しくて仕方ないなら、やめたいと思うなら、彼を失うのを恐れないで、ちゃんと自分から終わりを宣言して、やめてほしい。
彼が本気であなたを幸せにしたいと思っているなら、今すぐ、この関係を終わらせるはずだよね。
それをしないって、それが答えだよね。

不倫はいけないことだよ。
もちろん倫理的にもダメ。法律的にもダメ。
そういうこと以上に、彼の後ろ側にいる家族に対してしていること、自分の時間、身体と気持ちをすり減らしてまで、続けることでは絶対ない。

私も辞められた。だから、不倫を終わらせたいと思っている人は、大丈夫。やめられるよ。
自分の気持ちに、そういう思いがあるうちに、ちゃんと、終わらせてほしいな。

えらそうなこと言えた立場じゃないけどね。
でも、していたからこそ、気持ちもわかるし、不倫なんてしちゃダメだって、言いたいよ。
私だって、おんなじだったから。