忘れないうちに書いておく。

 

 

少し前のこと

 

 

キッチンで洗い物をしながら、頭の中は

(面倒くさいな~)でいっぱいだった。

 

 

今までも何度かあったのだけど、その時も

頭のどこか、端っこのほう?

または、肉体としての頭じゃないどこか端っこのほうで

(こういう事がしたくて、また生まれてきたんだよ)

と、囁く声を知覚した。

 

 

そうだ、私は 家族の洗濯をし、食事を作り、掃除や片付け、

仕事を終えて帰ってくる家族に穏やかに「お帰り」と言う、等の

毎日のほんとうに何気ない日常を味わうために、またここに来ているんだ。

 

 

あまりにも変化が無さすぎて、色褪せたものにしてしまっていた。

 

そして思い出す。

ヒプノにちかいものを経験した時、

 

 

昭和の最初の頃だとなんとなく感じたけれど、

玄関を入って、土間があり、若い主婦(2.30代)がかまどの辺りで

用事をしている。

思いが伝わってくる、“こんなふうに炊事をしたり、天気の良い日に洗濯物を

乾かす そんな日々がとても幸せだ”

この女性は、後に大きな水害で幼い息子を喪う

 

女性が私の過去世なのかどうかは分からない。

 

 

でも、毎日 この一日が愛おしいのだと思いながら

幸せそうなオーラを出して土間にいる様子は

今の私に、この日々を慈しんでいいんだ、と許可を与えてくれる。