弓で弾く大正琴(「弓で弾く大正琴、いろいろ」)が各メーカーから発売されていますが、大正琴が誕生した当初(1912年)から「大正琴を弓で擦る」奏法は存在しました。
しかし、それよりも26年前、1886年のフランスに「モノコード・ア・クラヴィア(Monocorde a clavier)=鍵盤付き1弦」という「スタンド式・鍵盤付きバイオリン」が存在していたことが分かりました。
これってピックで弾けば、鍵盤型ボタンの大正琴ですよね。
ちなみに、インドにはピアノ鍵盤型ボタンの大正琴(ブルブルタラング)が存在します(弦の本数は10本)。
形状は違いますが、プサルモディコンと言う「卓上式・フレット付き1弦バイオリン」を元に、自作で鍵盤を取り付けた方がスウェーデンにいることを、以前記事にしました(「スウェーデンの自作・大正琴」)。
時代・地域を越えて、同じようなことを考える人がいるもんだな・・・、と思わされました。
モノコード・ア・クラヴィアの演奏動画もあるので、貼っておきます。