海外のフレット付き3弦楽器として、以前にロシアのドムラを取り上げたことがあります(https://ameblo.jp/asafu1yoshiya2/entry-12477556163.html)。
 
今回はドムラから派生し、もっと有名になった三角ボディのバラライカについて、少しまとめてみます。
 
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弦はドムラと同じく3本ですが、調律は違っていて、ドムラが(低い方から)E,A,Dなのに対し、バラライカはE,E,Aです。
第3弦と第2弦は同じ音程に合わせますが、張るのはナイロン弦。でも第1弦だけはスチール弦・・・変わってますね。(#^.^#)
 
上の画像は、だいぶ前に私が中古で入手したものですが、何故か3本ともスチール弦が張ってありました・・・。
大きさはおよそ、全長68cm×横幅44cm×胴厚11cm、弦長43.5cmで、おそらく一般的な「プリマ(ソプラノ)」サイズだと思われます。
 
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じつは全部で6種類のサイズがあり、大きい方から「コントラバス(調律E,A,D)」「バス(E,A,D)」「アルト(E,E,A)」「セクンダ(A,A,D)」「プリマ(E,E,A)」「ピッコロ(A,A,D)」となります。
 
下記がコード表ですが、この調律だと、きちんとした和音を押さえるのは結構辛いです(フレット間が狭いとは言え、6フレットにまたがっているものもある)。
 
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動画で見てみると、3度や5度の音程を省略した押さえ方をしています。
 
 
親指を使うのが特徴ですね。この簡単なコードフォームだと和音としては不完全ですが、独特の民族楽器っぽい響きになるようです。
 
一般的なバラライカの演奏動画を貼っておきます。
 
 
こっちは二人組の弾き語り。
 
 
ギターやウクレレのように、オールラウンドの伴奏楽器として使用するならば、ミンミンと同じく「D,G,B」チューニングに変えた方が、コードが押さえやすいです。