ちょっと前後しますが、周囲の溝をパテで埋めてきれいにします。デザインは時間をかければ色々できますが、シンプルにしました。別途購入したマホガニー細板とバインディング材を、接合部を隠すように貼付けます。
ウクレレ弦を装着してみて、もう一度強度や弦高をチェックします。フレット化するので、弦高調整が必須ですが、なんと予想に反してそのままで丁度いいではありませんか!v(=^0^=)v
フレットは、今回初めてアクリル製三角棒を使います。塗装後に接着しますが、先に位置だけ計算して、線を引いておきます。
ヘッド部にはゼブラウッドの突き板を貼りました。これだけで随分高級感が出ます。
着色もシンプルにしましたが、色分けするのはマスキング等の手間暇で結構時間がかかります。ポジションマークはコストをかけないため、シールです。
ハイ、完成!・・・(^ω^ノノ゛☆パチパチ
アクリルフレットは初めてでしたが、打ち込まないで接着するという点以外は、金属フレットと扱いは一緒でした。透明なので光の加減(角度)によって、接着剤の塗りムラがモロに見えるのが難点です。
ペグはそのまま使えましたが、テンションに耐えるためかなりキツめにしないとダメで、そのため調律する際は素手で回すのは困難で、14mmスパナを使用するハメになりました…(-_-;)。
試行錯誤して作ったので、製作時間が結構かかっていますが、コストは(塗料・接着剤は別にして)本体2,160円+その他材料費 約900円≒3,060円です。これで真っ当な楽器にカスタム製作できました!(`・ v ・´)v
さて、肝心のサウンドですが、「魂柱(下駒補強棒)」がどのような影響を及ぼすか?が一つの関心あるテーマでしたね。
結論を言うと、予想に反して、魂柱がある方が明らかに良かったです。音質は動画を聴いてもらえば分かると思いますが、動画では分かりにくい音量も、実際の聴覚上は明らかに「魂柱あり」の方が優れています。
今回の歌は、幻のアニメ版ウルトラシリーズ「ザ・ウルトラマン」(「ジ・ウルトラマンだろう?!」と学術的なツッコミは入れないでください(^_^;)…)。意識しませんでしたが、また「ささきいさお」さんのアニソンでした。
ちなみに「手づくり三味線キット・カスタム(https://ameblo.jp/asafu1yoshiya2/entry-12477557543.html)」と比較した場合、製作合計金額はほぼ同じですが、ワクレレの方が、音はずっといいです。
三味線キットの方は箱鳴りがあまりなくて、音質もややキンキンした感じです。また、こちらにも魂柱を入れてテストしてみましたが、ワクレレとは逆で、すいぶん音量がダウンしてしまいました。
演奏性に関しては、三味線キットの方がネックが長くて弾きやすいです。ワクレレの方はデザイン上の芸術性はありますが、ネックが第2フレットのあたりでなくなる(ヘッド取付部とぶつかるため)ので、やや演奏しづらいです。
それにしても今回、「魂柱」のサウンドへの影響は、考えさせられました。普通のウクレレでも実験しようと思ったのですが、サウンドホールから魂柱を入れることが困難なので、出来ませんでした。また機会がありましたら、そのへんも色々試してみたいと思います。(´▽`)