難しいコードフォームを覚える必要なく、指1本・ボタン1つでコード(和音)を決定できる楽器(ツール)と言えば、
ウクレレ・コードチェンジャー(8種類のコード)
ギター・EZコード(4種類のコード/移調可)
電子ギター・タカラ「We Love Guitar」(24種類のコードボタン/セブンスバー同時使用で48種類)
などありますが、一番メジャーなものとしてオートハープがあります。

オートハープはフレット楽器ではないので、コードボタンによって、必要な弦を押さえるのではなく、不必要な弦をミュートします。
歴史上いろいろな段階を経て、現行は「15種類のコード」「21種類のコード」の2モデルがあるようです。

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上の2つはともにオスカー・シュミット社のものですが、15コードと21コードでは、なぜかコードの並び方に互換性がありません…(^_^;)。
ちなみにオスカー社の21コードとアリアの21コードは、全く同じ配列です。

オートハープは通常抱きかかえるようにして演奏しますが、テーブル等に置いて弾くこともできます。しかし、いずれにしても右利きの場合、両手をクロスする形になるので、今ひとつ弾きにくい感があります。

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そこで、以前はこのようなモデルも開発されていました。
置き弾き専用「PortAharP」(←大文字・小文字がこうなっている)は、ケース一体型で、四角い箱にピンや弦・コードバーが取り付けられています。左手でボタンを押し、右手で弦を弾くのには、とても優れていますね(ボタンは、オスカー・シュミット15コードと同じ配列)。

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こちらは、横に置いても弾きやすく、抱えても弾きやすいGuitaro(ギタロー)!形がギターよりになっていますね。ちょっとデカイのが玉にキズ・・・(^ロ^;。
オスカー・シュミット製の15コードですが、左3つのボタンが違います。
1970年ころに短期間しか販売されていませんが、バリエーションがいくつかあるようです。

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発展途上では、こんな形もありました(特に年代順に並べたわけではありません)。

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1900年頃「Meloharp」と呼ばれていたもの。21弦3コード

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丸型、28弦11コード

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こっちは20弦9コードですね。何かギタローに近いです…(^u^)。