通常、弦楽器の共鳴体(サウンドボード部)に使われる素材は、

(スプルース、シダー、マホガニー、コア、メイプル…)・・・ギター、ウクレレ、バイオリンなど大半の楽器
(犬、蛇、山羊…)・・・三味線、三線、バンジョー
金属(アルミ、スチール…)・・・リゾネイター・ギター、カンカラ三線

ですが、②皮の代用品として「合皮」「人口皮」というのも使用されます。
「合皮」と「人口皮」は違いますが、共に「布+プラスチックorビニール」です。これらはコストを含め扱いやすいけれど、劣化しやすい弱点があるようです。

ところで楽器の場合、これらの素材は当然「サウンドの違い」として最も現れてくる訳ですが、これは好みの問題もあるので、一概に優劣は付けられません(厳密にはサウンドは、弦やナット他の使用部材・ボディ形状などの違いも複雑に絡み合っています)。

さて、楽器組立キットで「ファイバー三線」というものを見つけました。皮の代わりに、新素材の「ファイバークラフト紙」を共鳴体として使用します。
このファイバークラフト紙というのがどういう素材なのかは厳密にはよく分かりませんが、普通の紙との違いは、
①やや丈夫で破れにくい
②水につけて変形させ、乾くとその形を維持する(何度でもくり返し可能)
水につけると皮のように僅かに伸び、乾くと縮む

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右上写真のように絵を描くことも可能ということ。サウンド・耐久力・・・ちょっと興味深いですね。
完成したら、またご紹介します・・・(^-^)。