先日の続き・・・「シガーボックスギター3弦 手作りキット」の製作です。
まずはキットの内容チェック。

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ネックはマホガニー製で、フレット付きローズウッド指板が付いています。ペグ穴、ブリッジピン穴も開けてあり、ナットも装着済み。予想外(!)に精度が高く、とても頑丈にできています。
ボディーの箱は材質は定かではありませんが、桐のような軽めの木材です。シガーボックスギターとは言え、実際のシガーボックスを流用した訳ではないので、厳密には「シガーボックス風」ギターですね。ピエゾピックアップは初めから付属していて、取り付け穴も開けられています。

さあ、マニュアルに沿って組立ですが、まず写真に載っていないブロック材が6つあって、これを箱内部(周囲に)に接着するように説明されています。厚みが2cm弱ってこれを装着すると、共鳴容積が思いっきり小さくなります(^_^;)。
強化ブロックと書いてありますが、取り付けなくても箱の強度は十分にあります。…それでは何のためか?と言うと、どうやら表板やネックをビス止めするためのようです。なぜビス止めにするかと言えば、恐らく金属的ワイルドさを演出するためと思われます。親切にも表板にビス穴まで開いているではありませんか・・・ヮ(゚д゚)ォ!

しかし、個人的にビス止めはしたくないので、表板はマホガニー単板を別途用意しました。内側を削って少し薄くします。箱内部はネック取付部とエンド部だけにブロック材を取り付けることにしました。

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ネックの方はヘッド先&エンド部を少しカットしてオリジナリティを出します。ポジションマークは付属の金色シールは使わず、光彩パール&メキシコ貝などを埋め込みます。

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ブリッジはウクレレ用のものが付属していました。弦を乗せるだけなので、小形にカットします(ウクレレ用の弦の穴が4つ開いたままというのも、変なので)。
箱(裏・側板)はブラックオリーブで着色して、その他つや消しクリアー塗装。
付属品のコーナー金具4個、その他ピックガード、ストラップピンを取付。

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思ったより「シンプル過ぎ」だったので、両サイドにステッカー装飾を追加しました。

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はい、完成!・・・(^ω^ノノ゛☆パチパチ
ギターの弦がなぜか6本付いていたのですが、スケールが普通のアコギと一緒なので、好みのチューニングに合わせて3本選んで張って下さい、という訳でした。
オープンチューニングのボトルネック奏法を推奨しているらしく、私のおすすめ「DGBチューニング(4~2弦使用)」だけ載っていない…(・・;)。・・・でもDGBにした(。`・∀・´)⊃。

弦を張った後で、ナット溝調整とストリングガイドの追加取付が必要でした。

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同じ四角いボディの3弦ギターということで、このあいだ製作したLoog guitarと並べてみましたよ。

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肝心のサウンドですが、ボディが小さいとは言え、思いのほか音量は控えめ。もしかしたら、ブレイシング(ギター等で表・裏板内部に取り付ける、横渡しの補強材)をしていないので、音が前に出にくいのかもしれません。
ただ、サスティンが抜群に効いています!・・・サウンドに関しては、いろんな要素が絡み合ってくるので、完成するまでは分からないドキドキ感がありますね(^-^)。

これも福音ファクトリーの方で販売します。

参考にメーカー製作の演奏動画もご覧下さい。