「ソロ・パフォーマンス<特殊ハープ系>」楽器を個別に紹介していますが、今回は<コード/チター>+<メロディー/スライド・ギター(ボトルネック奏法)>トレモロアです(取り上げる順序がバラバラですみません・・・)。
マニアックな楽器なので、検索する際は「ハワイアン トレモロア(Hawaiian Tremoloa)」にしないと、「トレモロアーム」か、「ア」が却下されて「トレモロ」になってしまいます・・・(╯•﹏•╰)。
 
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↑開発初期型は、右手でスライドバーを動かしながら、別個にピックで弾かなければならず、弾きづらさとともに、正確な音程が極めて出しにくかったようです。
 
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↑次に、スライド・バーとサムピックをあらかじめ接合した形になりました。これで楽器としての完成度も大幅にアップしました。
 
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↑さらに演奏性を上げるため、最終的にこの形になったようです。
 
名前の由来はおそらく、メロディー音がいつもトレモロがかったようになるためでしょう。・・・余談ですが、本来はトレモロと言うより「ビブラート」と言ったほうが(エフェクト分類上)適切かと思います。これはギターの「トレモロアーム」も同じで、あれは「ビブラートアーム」と呼ぶべきです。
考え方としては、”音量”が連続的に大きくなったり小さくなったりする効果を「トレモロ」、”音程”が連続的に上下するもの効果を「ビブラート」、さらに”音質(周波数)”が変わるものを「ワウ」と言います。
 
ところで、なぜ音がいつもトレモロ(ビブラート)がかるかと言うと、1本の細い(ゆるく張った)スチール弦の上に、重いスライドバーwith金属アームが乗っかっているからです。これで”嫌でも”ビブラートが強制的にかかってしまいます・・・(+o+)。
あまりにも音がビョンビョンしてしまうので、私の所有しているものは、元に張ってあった弦をもう少し太いものに交換しました。
 
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メロディー側の演奏法は、写真手前に見えるサムピックを右手親指にはめて、楽器上に記載された音程の箇所(上)をはじきます。調律はピックが「8」の箇所(上)を弾いた時にC音になるようにします。
 
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左手は、ウケリンと全く同じ弾き方・弦(コード)の配列です。左からDコード、Fコード、Gコード、Cコード。
 
演奏動画ですが、ほとんどは、ただいじって遊んでみているだけのもので、まともに演奏しているのは1つしか見つけられませんでした。
 
 
ちなみに、この動画をアップしている人は、あの「スチームパンク・オルガン・バックパック」の人です。やっぱり変わり者はやることが一緒のようですね・・・(//∇//)。
 
いずれ自分でも練習してアップしようと思っています・・・(∩´﹏`∩)←なにこの顔?!
 
トレモロアは、ハイブリッド・特殊ハープ系の中でもっとも個性豊かイロモノ寄り)な楽器でしょう。クセになりそうな領域に達します・・・(*」>д<)」。