現代音楽では、音楽の三要素というものがありますが、それは、
メロディー(旋律
ハーモニー(和音)
リズム(拍子)
です。
 
音が出る以上③リズムを出せない楽器はないでしょう。ですから全て楽器の演奏は、
A.①メロディー+③リズム
B.②ハーモニー(コード)+③リズム
で成り立ってます。
ところが、
C.①メロディーと②ハーモニー+③リズムの三つを同時に演奏できるのは、限られた楽器だけになります。
 
例えば、
フルート、クラリネット、サックス、トランペットや、バイオリン、チェロ、大正琴などは、基本的にはAタイプ①メロディー+③リズムの楽器になります。
もちろん、アルペジオ(分散和音)演奏や、2音程度であれば、ハーモニーを出せる楽器もありますが、十分な状態でメロディーとハーモニーをいっしょに演奏することはできません。
 
Bタイプ②ハーモニー(コード)+③リズムの楽器は、コードチター(オートハープではない)、以前紹介したウォルナットハープ、コード(アンサンブル)ハーモニカ、電子楽器も含めればエア・ギターあたりで、いわば伴奏専用楽器ということになるのでしょう。
ただしこちらも、十分には弾けませんが、(ハープ系ならば複数の弦が張ってあるので、)メロディーを全く弾けないわけではありません。
 
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私はCタイプ①メロディーと②ハーモニー+③リズムの楽器に結構こだわりがあるのですが、キーボード系(ピアノ、オルガン、アコーディオン、電子キーボードなど)、ギター系(ウクレレ、チャランゴ、マンドリンなどフレット付きの多弦楽器)であれば大抵可能です。その他アルパ、リラ、オートハープ、コンサート(ギター)・チター、特殊ハープ系(ウケリン、バイオリンチター、琉球かれん…)マウンテン・ダルシマー、マリンバ、カリンバなど。
 
さらにこのCタイプを一歩進んだ楽器(演奏)にするためには、ベース音を入れることです。ベース音が入ると、ぐっと引き締まった豊かなサウンドに変わります
それが出来るのは、ピアノオルガン(特に足鍵盤使用時)独奏用アコーディオン(左手ボタン付き)あたりはバッチリOK・・・d('∀'*)。
ベース音がやや高くなりますが、ギターアルパオートハープコンサート・チター特殊ハープ系も大抵OK。
 
以上が前置きなんですけど・・・(||ノ´Д`)=з・・・今回は特に、メロディーとコードとベース音も出せるソロ・パフォーマンス<特殊ハープ系>を色々紹介したかったんです・・・(^_^;)。
 
 
ソロ・パフォーマンス<特殊ハープ系>の種類
 (左手コード、右手メロディーにあわせて見やすく表記します)
⑴<コード/チター>+<メロディー/マンドリン(トレモロ奏法)>
 アメリカン・マンドリン・ハープ American Mandolin Harp
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⑵<コード/チター>+<メロディー/スライド・ギター(ボトルネック奏法)>
 トレモロア Tremoloa
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⑶<コード/チター>+<メロディー/パーカッション(鍵盤奏法)>
 セレスタフォン Celestaphone(マルキソフォン Marxophone) 
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⑷<コード/チター>+<メロディー/バイオリン(弓奏法)>
 ウケリン Ukelinバイオリン・チター Violin Zither 
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⑸<コード/パーカッション>+<メロディー/マンドリン(複弦チター)>
 ピアノフォン Pianophoneピアノエッテ Pianoette、シャトラ Chartola
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⑹<コード/パーカッション(鍵盤奏法)>+<メロディー/バイオリン(弓奏法)>
 マーキソリン Marxolin 
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(7)<コード/チター>+<メロディー/ハーモニカ(吹奏)>
 Harp-o-ChordHill Country Harp
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次回から、個別に見ていきたいと思います。(∩´∀`@)⊃