シンセサイザーで架空の楽器音を作れる時代になってからは、曲中で使用されている音が「何の楽器の音か?」を判断するのは極めて難しいですが、大正琴と思われる曲がいくつかあります。

 

 

千昌夫「北国の春」・・・大正琴を愛好していた遠藤実さんの作曲。演歌ならば、たくさんの楽曲で普通に使用されていそうですね。

 

山下達郎「スプリンクラー」・・・効果音のように使用されていますが、山下さんご自身で買ったエレキ大正琴とのこと。

 

細野晴臣「絹街道」・・・エフェクトをかけて使用しています。日本の楽器なのに、中国的イメージで使用。

 

 

中森明菜「サンドベージュ」・・・イントロの高音部はかなり大正琴に似ていますが、低音のカラカラした感じがバンジョーっぽくもあります。中近東をイメージした曲なので、そちらの民族楽器かもしれませんが、はっきりとは分かりません。

 

 

久保田早紀「異邦人」・・・エキゾチックなアレンジの曲なので、もしかして?と思いましたが、こちらは大正琴とは明らかに違いますね。ハンマーダルシマー、その他かな。