光半導体

 

NTTを中心に多くの企業が出資して光半導体の開発が進んでいます。

AIの進化や、インターネットの更なる普及に伴い、データセンターでは電力消費と熱の問題が今後ますます深刻化しています。この問題を解決するための最新の技術として「光電融合(こうでんゆうごう)」が注目されています。

 

従来の電気信号による計算処理は熱を発生し、エネルギー消費量が増える傾向にありますが、光電融合技術は電気ではなく光を使用するため、エネルギー消費を大幅に削減でき、さらに光は電気よりもエネルギー消費が少なく、信号の伝達速度も速いため、処理速度を向上させることが期待されています。

 

データセンターに光電融合技術を導入することで、現在の最先端データセンターと比較して大幅な省エネ効果が期待されています。2030年までには光で計算する「光電融合チップ」の実用化に向けて開発が進んでいます。

 

光半導体はほとんど発熱が無いため、スマホの充電は一年に1回程で済むという記事もありました。また光は伝達速度が速く伝達遅延が無いので、移動する車の全体を一括制御して事故を無くしたり、地球の裏側から遠隔操作での手術も可能になるそうです。
様々なデジタル機器が光速になるということですね。

 

-------------おまけ

歴史上の人物の名前や物事の名称は知っているけど、どんな人物なのか、どんな事だったのか、実はあまり知らない。そこのところを表面だけでも知りたくなり、調べてみようと思いました。せっかくなので、「おまけ」で掲載することにいたしました。
 

縄文土偶

縄文時代の土偶は、日本各地で作られた土人形であり、人型や動物型、植物の形など様々な形が存在します。女性をモチーフにした土偶は、胸や臀部がふっくらしており、生命の神秘を表現し、また妊婦のイメージを彷彿させるものもあります。
これは、縄文時代の女性の死亡率が高く、出産時に多くの命が失われたことから、生まれてくる子どもや母親の健康を祈る占術的な意味が込められていたと考えられています。

 

また、土偶は故意に破壊された可能性が高いとされています。破壊された土偶は、厄災を払うために行われた儀式や、体の悪い部分に祈りを込めて破壊し平癒を祈る行為と関連付けられています。
このように、土偶は占術的な意味合いを持ち、「はじめから破壊される」のを目的に作られたと考えられています。

(ハート形土偶)

 

芸術家の岡本太郎氏は縄文土偶のすばらしさに心打たれ昭和27年には芸術雑誌にその記事を投稿されています。また大阪万博の「太陽の塔」はハート形土偶のデフォルメ作品と言われています。縄文土偶は日本最初の美術品でもあります。

 

 

 

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