先日、ベトナム語の教材を変更しました。
もともと『世界の言語シリーズ ベトナム語』を使っていたのを『ゼロからスタート ベトナム語 文法編』にしました。
変えようと思った理由は、会話表現重視で文法の説明が少なく、どうしてそのような意味になるのか分からない文がたくさん出てきたからです。
また、語彙の索引がついていない点も学習を難しくする要因でした。
新しいテキストは文法重視で、索引もついています。
各課に出てくる例文は既習の文法規則とその課で新しく習う知識で理解できるものです。
練習問題もついています。
これまで語学を勉強してきて、教材の選び方についてはあまり深く考えてきませんでした。
アラビア語は学習教材を選ぶと言うより絵本や小説(ハリーポッター)を読んでいます。
ウズベク語とベンガル語は、選べるほど教材が存在しないという事情もありますが、たまたま初めに買った教材を今も使い続けています。
ベトナム語は、いくらか選べるくらい教材が出版されています。
『世界の言語シリーズ』は大学の出版社から出版されているし、本格的に学べそうと思って購入しました。
つまり肩書きだけ見て決めてしまったということです。
当然ながら、前評判が良い教材が今の自分にとって最適なものであるとは限りません。
ベトナム語は全く初めて学ぶ言語なので、いきなり実用的な表現ばかり紹介されても理解できないことなど考えれば分かることですが、信頼できそうな出版社が出してるし大丈夫だろうと安易に思ってしまいました。
今回のことで、普段から具体的に問題意識を持って勉強する必要があると感じました。
今からやる勉強で、自分のどのような能力を鍛えようか毎回意識するということです。
目的が決まれば、勉強方法や教材は自然と定まります。
思い返せば大学受験の時も、教材選びは苦労せず過ごしてしまいました。
通っていた予備校の担任の先生が教材の候補を提示してくれたからです。
毎週の面談で1週間の計画を一緒に立ててもらっていました。
自分の頭を使って勉強の計画を立てる経験をせずに、運良く乗り切ってこれてしまっていました。
良い機会なので、自分の力でベトナム語習得計画を立てて、実行できるか検証したいと思います。