アラビア語は最初から興味があったわけではなく、大学に入って途中から勉強し始めました。

それまでは歴史哲学に興味があり、英語以外には、ドイツ語とフランス語を勉強していました。

 

高校生の時に現代文を勉強する中で、『歴史とは何か』という問いが面白いと感じ、ヘーゲルが『歴史哲学講義』という本を書いているのを知っていたので、大学ではドイツ語を第二外国語にしました。

そして、ドイツ語をやるなら何となくフランス語も勉強しようと思って、フランス語も第三外国語として選択科目で取りました。

大学1~2年の間は、どちらもけっこう真面目に勉強していたと思います。

授業の予習、復習もしたし、自分で単語帳を覚えたりもしました。

しかし、1~2年の間は文法の授業がメインで、原著を読む機会は少なかったです。

 

3~4年になってから、専攻でアラビア語を使うようになりましたが、選択科目でドイツ語とフランス語も継続して取りました。

どちらも既修者対象の購読の授業でした。

ドイツ語は先生がゲーテの専門家で、テキストは全部ゲーテでした。

何を読んだかは覚えていませんが、読み応えがありました。

作品の一部を抜粋して、じっくり読む感じでした。

フランス語は、いろんな作家の短編小説をいくつか読みました。

ドイツ語と比べて格段に読みやすく、1年で3つくらいの小説を読み切ったと思います。

 

ちなみに、受験の延長で英語の勉強も続けていました。

歴史哲学に興味があったので、E. H. Carrの『What Is History?』を読もうとして、何回か挫折した後に何とか読み切るくらいの読解力はありました。

ちなみに、『What Is History?』は高校生の時に日本語訳を読もうとするも、難しくて断念した過去があり、翻訳よりも原著の方がよっぽど読みやすいと感じました。

 

今思えば、ドイツ語もフランス語も英語も、ちゃんと検定試験を受けておけば良かったと思います。

ドイツ語とフランス語は、当時の語学力を証明する指標は何もありません。

ただし、リーディングに特化して勉強していたので、試験を受けたとしてもレベルの高い級には受からなかったかもしれません。

 

英語は、一応TOEICと英検を受けたことがありますが、どちらも真面目に試験対策をしたわけではなく、参考記録くらいなものです。

TOEICは何回か受けてみて、全部800点台だったと記憶しています。

就活を控えた周りの人たちが受けていたので、好奇心で受けたって感じです。

英検は1級を受けてみて、何点か足りずに不合格でした。

原因は明らかに英作文で、回答欄の半分くらいしか埋まっていなかったのですが、ワード数を数えるのが面倒でそのまま提出したら圧倒的に低い点数だったのを覚えています。

大学を卒業して英語を教える仕事を始めてから受け直すと、TOEICは900点を超えましたし、英検は1級に受かりました。

先ほど英語は受験の延長で勉強していたと書きましたが、大学生の時はあまり語学の勉強の仕方を分かっていませんでした。

 

大学を卒業してからドイツ語とフランス語からは遠ざかっていますが、いつかまた勉強したいと思っています。

アラビア語だって1度離れてから再開し、今はハリーポッターを読めるくらいに力が戻ったので、ドイツ語もフランス語も時間をかければ思い出すと思います。

もちろんどちらともハリーポッターの翻訳があるので、当然ハリーポッターを読みます。

何年後になるか分かりませんが、今後の目標の1つです。