近場の温泉施設で事件 | Colin's Blog

近場の温泉施設で事件

オイラの家の近くに露天風呂付の温泉施設が去年オープンした湯

その施設は結構立派で、お食事何処もマッサージルームも完備しているビール

そこに行くのは今日で三回目3*

前回は粉雪が舞う中風情たっぷりの温泉タイムを過ごせたので、今回はどう楽しませてくれるのかときめいていた雪

期待通り日常を忘れる二時間が過ぎ、ロッカールームに戻った時に事件は起きた風呂

ロッカーを鍵で開けタオルを取り出し、ちょっと離れた位置でロッカーに背を向け濡れた身体を拭いていると、「チャリーン♪」と後ろで音がした音

小銭を数枚一箇所に放り込んだ際に聞く音だ小銭

振り向いた際に図体がでかいやつがその場を去っていった走る

ふと自分のロッカーの返却口を見たら一分前まであった100円玉が無いではないかおののく

目の前にニヤニヤした若いやつが身体を拭いているニヤッ

俺の心の声「コリン落ちつけよ、もう切れられる立場じゃないぞ」小悪魔

「なあ、お前俺の100円持ってないか?」

「え?知りませんよ。」

俺の心の声「白を切る演技はこうすればいいのね。首の根っこ掴んでみよっかな・・・いやいや、もう少し大人の対応続けよう。」小悪魔ピース

先ほど消えていった奴を探しにロッカールームの奥を覗くジー

一人出口にそれらしきでかい奴がウロウロしていたが、そいつか確信は持てないダイエット

何事も無かったように着替えてる先ほどのやつに、

「なあ、正直に言えよ、そこにあるの俺の100円だろ」

「いや、本当に俺知らないっす。」

俺の心の声「右フック・・・ボディーブロー・・・回し蹴り・・・・いやいや、心理的アプローチを最後にしてみよう。ちなみに後輩君、多分これが最後のチャンスだよ。」デビルハート

「おい、誰にも言わないし責めないから正直に言ってみろ。お前が取ってないにしろさっきの先輩が取ってお前のロッカーに放り込んだんだろう。」

一瞬顔つきが変わり「じゃぁもう良いっす、これあげます」とロッカーにあった100円を俺に差し出すぐっ!

「あげるってどういうことだ!これは俺のじゃないのか?お前の先輩がパクったんじゃねーのか?怒

「・・・そうです。すみません。先輩には俺からちゃんと言っときます・・・」

さあ長年俺と付き合っている諸君、俺がこの程度で引き下がる性格じゃないのは知ってるよね?怒

後輩君が謝っても、窃盗した当本人が謝んなくちゃ俺の気は晴れないさハムハムムキィ

イライラを募らせながら遅れて出てきた連れのおっちゃんに状況を説明する怒

とりあえず腹減ってるからさらにイライラしているんだとの指摘をうけ、下のお食事何処まで移動ダッシュ

その際もさっきの二人組みを必死で探している俺目

このまま帰ったら間違いなく今夜は寝返りの嵐だヤバぞう

でも窃盗したのがばれた上でまだこの施設にいるほどバカか?

バカだ・・・いた・・・・二人でマッサージの順番待ちしているひゃ~・・・

かなり遠目だったので近づいて確認・・・調度マッサージ台に二人とも案内されるときで顔を100%見れた。

さっき出口でウロウロしていたやつがやはり先輩だったようだマジ・・・?

そっこう俺はカウンターに行き、責任者を呼んでもらうムンクの叫び

経緯を全て説明すると俺以上に事の重さを感じたようで、事務所に来てくれと言われる。

運がいいか(やつにとっては最悪だろうがw)後輩がそのタイミングでマッサージルームから出てくる歩く

そのまま俺と一緒に事務所まで連行される。

店長は事の重さをその後輩に話し、警察を呼ぶ案を示唆する十手

俺は正直そこまで大事にする事は希望してないが、最終判断は店長に委ねると発言した。

後輩君は終始申し訳ない顔をして俺と店長の顔色を伺ってたアセアセ

店長に「当本人から謝罪はありましたか?」と聞かれ

「全く無いですね」と答えると今すぐ先輩をここに連れてきて謝罪させるように後輩に促した顔

数分後図体とは裏腹に腰を低く苦笑いを浮かべながら先輩が入ってきた苦笑

「いや~~本当にすみませんね!申し訳ない!」

店長が話し出す。「連れの方にも説明したのですが、これは小額であっても窃盗罪です。私は警察を呼ぶ案を提示したのですが、この方が心広く、この先もある事だしそこまで大事にする必要はないとおっしゃいました。」

何か俺善人みたいだな・・・天使

「本当にすみません!そこに忘れて放置されていたのでつい盗ってしまいました。すみませんでした!」

握手を求められたので不本意だったが応じてやった握手

だが俺としてはこの嘘を訂正させなかった自分の詰めの甘さをその夜責める事になる悔しい!

そこに放置されていた?忘れられていた?これはとんでもない嘘で、俺は彼等の前でロッカーを開け、数メートル離れた位置に随時いたわけであって、この事実はやつらは100も承知のはずだはぁ?!

「申し訳ないですがこのままこの施設にいてもらうのは困りますので、すぐに退館して頂きたい!」

結局マッサージも受けられず二人は施設から追い出された非常口

連れのおじさんに普通はここまでの行動には出れないと評価されたが、俺はやっぱり最後の嘘を訂正させなった自分を責めた顔・激怒

そこに忘れ物として置いてあるものをネコババした場合は遺失物横領罪という罪になる。

人の物だと理解しながらも盗った場合は窃盗罪になり、上の罪とは全く持って重さが違う。

どっちも犯罪だが、誰もいないロッカーの返却口に100円があったら貰っちゃおうかなという考えはぶっちゃけ皆横切ると思う。

でも持ち主を目の前にして見てない隙に盗むのは根っから腐ってるやつであって、間違いなく常習犯だ髑髏


でも日本はいつからこんな残念な国になったんだろう・・・うえ~ん

アメリカではこういう事は日常茶飯事なため、盗まれたらロッカーから目を離した俺が逆に責められるのだ汗

財布なんて落としたら200%戻ってこないし、見つかっても絶対中身はパーだゼロ

でも日本は違った・・・少なくとも昔は他人を思いやる、常識が備わった人が多かったような気がする。


数年前に友達のカナダ人の発言を思い出した。

小雨が降ってる中六本木のクラブに行き、帰りに傘立てからお互いの傘を見つけ出したときの事だ。

自分の傘を見つけた瞬間友人は笑いながらこう言った。

「世界中どこに行っても日本だけだよ、クラブの傘立てから傘が盗まれないのは。」

この発言は凄く印象的で、日本人である自分に誇りを感じたのを覚えている。

果たして外国人にこういう発言をさせるような国に戻る日は来るのだろうか・・・