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先日、展覧会【近代への眼差し 印象派と世紀末美術】(東京・丸の内:三菱一号館美術館)に行ってきました。
ルノワール、モネ、ルドン、ロートレック、ヴァロットンなど、19世紀から20世紀初頭に新しい表現を求めた画家たちの作品が展示されています。
今回の展示で、もっとも印象に残ったのはルドンの『グラン・ブーケ(大きな花束)』という作品です。
1840年生まれのルドンは、39歳の時に石版画集『夢のなかで』を発表しました。
今回の展示でも、ルドンの何とも「むむむ…」な、不思議な黒の作品たちが数多く展示されていました。
![$千葉市川の色と香りで夢を叶える癒しのスピリチュアルカウンセリング【クオーレ・カラー】](https://stat.ameba.jp/user_images/20131106/10/asacoco8/56/d7/j/o0400026712740517689.jpg?caw=800)
しかし、50歳ごろからルドンは、一転して、油彩やパステルを使った色鮮やかな作品を描くようになったそうで、『グラン・ブーケ』もその一つです。
![$千葉市川の色と香りで夢を叶える癒しのスピリチュアルカウンセリング【クオーレ・カラー】](https://stat.ameba.jp/user_images/20131106/10/asacoco8/a9/01/j/o0357055612740522393.jpg?caw=800)
>>グラン・ブーケを動画で見る
吸い込まれるような青色の花瓶に、反対色のオレンジを中心とする色とりどりの花を描いた『グラン・ブーケ』。
モノトーンの作品の展示が続いた後に、この鮮やかでとても大きな作品(縦が約2m50㎝)を見て、とても感動しました。
黒には黒の良さがあるけれど、光と彩りに満ちた色は生命力を与えてくれる…。
やっぱり色の力ってスゴイ!
ルドンは「私は色彩と結婚しました。もうそれなしで過ごすことはできません。」と手紙に書いたそうです。
愛と感謝をこめて・・・
木原朝子