先日、イタさんの知り合いの

男性・Aさんと、そのご家族を

夕食にお招きしました。

(全員イタリア人です)

 

Aさんの奥さんは、

和食が好きな方なので

 

巻きずしを作る

 

という話になっていたのね。

 

 

でさ、まぁ私の巻き寿司なんて

具もこちらで入手可能なものだけですし

 

刺身として食べられると

謳っている魚についても

私は「心からは信頼できない」

という気持ちを持ち続けて

いるものですから

 

基本、スモークサーモンや

ツナ缶しか使いません。

 

こんなん、本当の

巻き寿司とは言えんで…

 

と思いつつ、食材の準備などをしてたわけよ。

 

 

Aさんから、「アレルギーで

食べられないものがある」等の

連絡は一切なかったものの

 

これまでの経験上

 

お子さんが偏食気味である

可能性が高い

 

と思い、イタさんに

 

アレルギー等で

食べられないものや、

 

これは絶対食べないと

いうものはある?

 

という質問をしてもらいました。

 

 

 

そしたらさ…

 

Aさんから即、お返事がありましてね、

 

私の被害妄想かもしれませんけど…

 

 

彼が、こう…

「アハハ~♪」と笑いながら

言っているのが目に浮かぶような

 

軽~い調子

 

 

 

 

 

アレルギーは誰も何もないよ。

僕の妻は何でも食べられます。

僕はベジタリアンだよ。

 

 

 

 

 

と書いてあったんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベジタリアン?!

 

聞かれる前に言えやーーー!!

 

全部の巻き寿司に

魚入れるとこやったで?!

 

 

 

 

と思いつつ、ふと、さらなる

不安が沸き起こってきました。

 

 

 

なぜ息子さんについての

記述がないのか…??

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イタさんと共に、昔の記憶を

手繰り寄せ、話し合った結果

 

Aさん夫妻には、現在12~13歳

になる息子さんがいるはず

 

確か8年ほど前に

彼らとお会いした時には

お茶をしただけだったので

 

息子さんが偏食気味だったか

どうかは不明…。

 

 

そもそも、なぜAさんからの

メッセージには、息子さんについて

何も書いていないのか??

 

という、私のイラつき気味の問いに対し

 

もしかして、息子さんは

友達と予定などがあって

来ないのかもしれない。

 

僕らは12~13歳と思ってるけど

もうちょっと大きかったかもしれないし。

 

「アレルギーは誰も何もないよ。」

とAさんが言っているのに

しつこく突っつくべきだろうか…

 

と躊躇するイタさんを、

 

いやでも、その後に

「僕の妻は何でも食べられます」

と書いてあるだけで

「僕の妻と 息子は 何でも食べられます」

とは 書いてない やん。

 

聞いてもらわないと困る。

Aさんに聞いて、今すぐに!!

 

と、どやしつけ

イタさんはちょっと悩んでいましたが

 

 

ベジタリアンの件、了解。

息子さんはどう?

もしかして、何か好きじゃない

ものとかある?

それとも、彼はもう大きいから

何か別の用事があるのかな?

 

 

と書いて、メッセージ送信。

 

 

 

 

 

そ し た ら よ!?

 

 

 

 

 

 

 

Aさんから、なんかちょっと

言いにくそう~な雰囲気の

出ているこんなお返事が…。

 

 

 

 

 

 

 

 

いや、息子も連れて行くつもりだよ。

うちの息子は、肉と卵は

好きなんだけど、実はまだ

野菜と魚を食べられるように

なろうと頑張っているところなんだ…。

でも彼は、米と醤油は好きだよ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

米と醤油!!!!

 

「食べられるようになろうと

頑張ってるところ」って

要は、野菜も魚もNGやん滝汗!!

 

仮にも夕食にお招きしているのに

 

白ご飯に醤油を

ぶっかけたもののみを

お客さんに食べさせる

 

って…

 

そんなんどう考えても

あり得んやろ!!

 

めっちゃ喉乾きそうやし!

 

 

って感じで、もう絶句ですよ…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細巻きにして、中に卵を

入れたらいいんちゃう

 

と思いついたものの、

 

 

 

待って、もし海苔も

あかんかったらどうする…?

 

 

と不安になり、

 

しつこい質問攻めをしたくない

 

と躊躇するイタさんに

 

 

海苔は食べられるかどうか聞いて!

 

野菜を一切食べない

西洋のティーネージャーが

 

海苔だけは食べるとか、

ちょっと想像できんから!

 

 

と命令。

 

 

 

 

 

 

 

 

で、答えは

 

 

 

 

 

残念ながら、息子は

海苔も食べません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やっぱりな……と思いつつ

思わず頭を抱えてしまいました。

 

 

 

 

そもそも、なぜ巻き寿司を

作る、なんて話になったのか…と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

が、ここで、イタさんから

ナイス アイデアが!

(本人に言わせると、A GREAT idea!)

 

 

オニギーリ!

醤油入りのオニギーリ!!

君が時々作るアレなら

きっと喜んで食べるよ!

 

 

それを聞いて

 

ああ、焼きおにぎりのことね☆

 

と、ピンときました。

 

 

しかし、焼きおにぎりだけ

ポンと出すわけにもいかんやろ…

 

と考え、思いついたのがこのアイデア↓

 

 

海苔がダメなら、裏巻きしかない。

裏巻きの中に、本来なら

巻き込まれている海苔の

代わりとしてハム

(プロシュット・コット)を使う。

中に入れる具は、卵のみ。

 

※裏巻きの外側にまぶす胡麻は、

もしかしたら無理かもしれんけど

もうそこは諦めてもらう!!

 

 

 

 

 

で、できたのがコレです↓

イマイチな見栄えですけど!!

 

 

 

 

 

 

 

 

当日、Aさんご夫妻と一緒に

来てくれた、12歳になるLくん。

 

 

ハムと卵の裏巻きを見て

一瞬、息を飲み

 

 

 

僕のための寿司だキラキラ!!

 

 

 

と言って、すごく喜んでくれました。

 

焼きおにぎりも、

イタさんの予想通り 大好評。

 

(焼きおにぎりのレシピとして

私はいつもこちらを使わせてもらっているのですが

和風だしは危険かも…と思い、抜きで作りました。

 

後、みりんもなかったので、適当に代用品で

間に合わせるというテキトーさですよ…汗)

 

巻き寿司以外に準備していたものも、

野菜ベースのものが多かったので

 

もう、卵ばっかやな…

 

と思いながら、Lくんには

卵焼きを準備しておきました。

 

だって、Aさんはベジタリアンなわけでさ。

餃子なども一応考えてはみたんですが、

Aさんが肉を食べないとなると、

また別にベジタリアンバージョンを

作らないといけないのが面倒でさ~…。

 

 

Aさんの奥さん、イタさん・私・

サンシーロが食べる分の

巻き寿司の具としては

 

・スモークサーモン、または、ツナ(マヨネーズ和え)

・きゅうり

・アボカド

・椎茸

・卵

・蒸したにんじん。

 

 

ベジタリアンバージョンは

卵もダメやから、彩が悪いなーと思い

 

卵と魚の代わりとして

 

悩んだ末にレタスとパプリカ

加えてみましたが

 

これは、私の中でイマイチ でしたわ。

 

いや、まずかったわけでは

ないんですけれども…。

 

 

 

ちなみに、8年ほど前にお会いした

当時、Aさんはベジタリアンでは

なかったそうです。

 

体調を崩された際、しばらく

ベジタリアンになってみたら

全体に具合が良くなったんだとか。

 

 

私とイタさんだって、8年前は

特に気にせず何でも食べられましたが

 

イタさんがグルテンを

うまく消化できなくなってから

 

2人ともグルテンフリーの

食生活になっています。

(つまり、小麦と大麦がダメ。

私は少しだけ小麦にアレルギー有。イタさんは

アレルギーでもなく、セリアック病でもないのに

うまく消化できなくなってしまったケース)

 

どなたかのお宅に招待された時など

 

普通のパスタもダメ、パンもダメ、

ケーキもクッキーもダメ

 

という具合で、正直、申し訳なさを感じます。

 

 

ですから、Aさんが

 

息子は野菜と魚を食べない

 

ということを言いだしにくかった

気持ちも、分からなくはないんです。

 

 

けど、まぁしつこく質問して

良かったなぁと思いました。

 

だって、質問していなかったら

Aさんだって、息子さんのLくんだって

 

食べられないもの

ばっかりだった わけでさ。

 

ある意味、巻き寿司という

具の融通が利くもので

良かったのかも…

とも思いました。

 

 

ちなみに、グルテンフリーの

パスタやらパンは、スーパーで買えますし

お米やじゃがいもなら問題ありません。

 

クッキー類も色々な種類が入手可能です。

 

私たちは、どなたかのお宅に招待された場合

デザートをうちで作るか、アイスクリームを

買って、持って行くことが多いです。

 

 

Aさんご夫婦は、年齢的には

お二人ともイタさんの2~3歳上くらいで

 

Aさんはイタさんと同じく物理の研究者

奥さんのCさんは、私と同じく

大学・大学院では化学を専攻していたものの

今は別の仕事をしているという方。

 

彼らもヨーロッパ内とは言え

海外で暮らしていた時期もそこそこ長く

 

色々と共通の話題などもあり

とても楽しい夜でしたニコニコ

 

息子さんのLくんは

おっとりした優しそうな子で

 

5歳年下のサンシーロとも

一緒にレゴをしたりして

仲良く遊んでくれましたし、

 

食べきれなかった焼きおにぎりと

Lくん用に作った裏巻きについては

 

持って帰る?

 

と聞くと、力強く頷いて

 

はい、どうもありがとう!!

お母さん、僕、明日これを

学校で食べるおやつとして

持って行くから♪

 

と言ってくれて…

 

 

 

少年よ、明日は日曜日でっせ

 

 

 

と思いつつ、Lくんが喜んでくれて

本当に良かったと思ったのでした。

 

一時はどうなることかと思ったけどね…!

 

※Aさんの奥さん・Cさんには、

焼きおにぎりのレシピをお伝えしておきました。

だって、お米さえ炊ければ簡単に作れるものやしね。

 

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夕食の内容について

「巻き寿司」で合意したのは

 

イタさん&Aさん。

 

イタさんは

 

「お寿司なら、僕は料理しなくていい」

 

と考え、Aさんは

 

「和食なら妻が喜ぶ。ヨシ、OKグッド!

 

と考えて、軽い気持ちで決定した

んじゃないかと思いますね…!

 

Aさんは、自分は魚や卵を

適宜抜いて食べればいいと

思われたのかもしれませんし

 

息子さんについては、

 

米と醤油は絶対あるはず。

だから、大丈夫グッド!

 

くらいの考えだったのかも

しれませんけど…!!

 

この2名のオッサン達には

 

もっと、コミュニケーションを

大切にしていただきたい…

 

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どうもありがとうございました☆