お久しぶりです。

最近、読書ができておらず放置しておりました。

 

久々に再開したので記録していきたいと思います。

 

今回読んだのは町田そのこさんの「星を掬う」

幼いころに別れた母親に再会する話なのですが、

登場人物全員が痛々しい過去を持っていて読むたび顔が歪みました。

 

 

以下ネタバレありです。

 

 

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幼いころに捨てられた記憶を捨てられず、不安定なまま大人になった千鶴。

DV夫と離婚しても追われて金をせびられる日々。

そんな中ラジオに投稿した幼い日の夏の記憶。

それがきっかけで母と再会することとなる。

しかし母は若年性認知症になっており、そのうえ記憶の母とは全く性格が異なっていた。

母と他の同居人と暮らす生活の中で、徐々に変わっていく千鶴と皆の物語。

 

 

まず、私は幼少期父親からDVを受けていました。

母親からも夢を否定され、褒められた記憶も抱きしめられた記憶もありません。

貧乏でバイト代でバッシュも5千円のものを買い、Tシャツも2枚をローテーションしていました。

 

大人になって初めて自分の家が少しおかしかったのだと気付かされました。

きっともっと酷い家庭環境の人はいくらでもいるでしょう。

 

それでも、20代で気付いてしまったのです。

愛されてなかったのだと。

 

精神障害になったとき、母親に何で産んだのか聞きました。

そうしたら、「見てみたかったから。」と言われました。

それだけのために私はこの辛い苦しい世界に産み落とされたのかと思うと憎かったです。

 

しかし、この小説を読んで少し自分を省みました。

いつまで親のせいにしているのかと。

この小説の中で「自分の人生は自分で支配しなさい」という言葉が出てきます。

私は目が覚めるような気持ちになりました。

 

病気になってからではありますが、親も改心して助けてくれることも多いです。

いつまでも過去に固執して、自分の人生を生きられないのは勿体ないと思えました。

 

正直、幼き頃の自分を思うと可哀想で、

親を許しちゃいけないのではないかと思ってしまうところはありますが、

許す・許さないではなく、生まれてしまった自分の人生を楽しく生きていこうと考えるところまでは来ました。

 

親も人間で、親も親の人生を歩んでいることに、

今更になって気付いたのです。

(まあそれでも親は子に責任を持つものだとは思いますが…)

 

私は病気があるのと、環境遺伝を考えると子を持つ選択肢はないですが、

夫とふたり、幸せに暮らしていけるよう努めようと思いました。

 

 

 

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長々と自分語りになってしまいましたが、人生観に変化を与えるような衝撃的な作品でした。

皆さんのおすすめも教えてください☺